エレアコプリアンプ(シリーズ:エレアコ2) | Toygraphics

エレアコプリアンプ(シリーズ:エレアコ2)

どうしたらエレアコの音が良くなるか
最初に試したのがプリアンプでした。

その事に触れる前に、当時の自分の使用機材などを書いておこう。
当時というのは、大学に入り、軽音楽部に入部したときの事。

高校時代からYAMAHA CPX-10とGibson J-45を所有していました。
どちらもピックアップが搭載されておりましたが、高校時代は路上ライブなど
アンプを使用しない環境で使っていたので、エレアコとして使用するようになったのは
大学に入ってからです。

大学に入り、バンドのバッキングなどをやるようになり、アンプを使用する事になる訳で。

部で所有していたアンプで、エレアコに使えそうなものと言えば
RolandのJazz Chorus 120(以下JC-120)でした。

必然的にそれを使うしかなかったので、そこからしばらくアンプは固定でそれ以外の部分で試行錯誤する事になります。

最初にCPX-10を繋いで音を出した時、
「なんだこりゃ」って感じでした。

これがアコギの音と言ってよいのだろうか、
そんな気持ちになりました。

やはり結局、ピックアップで拾ってきた電気的な音の信号を、
JC-120というアンプで出している訳で、
そこから出て来る音というのは、やはりアンプの特性が色濃く反映された、
アンプに依存する部分が大きいものである。

今思えばそうなのだが、当時はそのアンプしか使えるものが無く、
エレアコ用アンプなどというものがある事も知らなかった。
知っていても当時は簡単に買えなかったでしょうし。

そこで、エレアコ用のプリアンプ、マイクシミュレーターなどを試してみる事に。

そこで当時出会ったのが、YAMAHAのAG-Stompでした。


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これは、数種類のマイクシミュレーターの他、EQと空間系エフェクトなどがついた
優れものでした。

やはり劇的に、特にアンプを通さないラインの音をヘッドホンなどで聴くと
その音は変わりました。

ラインのいかにも電気的な、ピエゾのブリブリした音って言うのが少し軽減され
聴きやすくなりました。

必然的にアンプからの音も変わって、なんとかこれでいいかなとという心境になり
そこから2年ほどはこのセッティングでステージに立ち続けましたね。

それでもやはり満足はしておらず、しょうがないよねっていう半分諦めの状態でしたが。



このエレアコシリーズは時系列を追って、私が試行錯誤してきた経緯を書いています。
まず今回のプリアンプ、その後エレアコ用アンプ、ピックアップの変更、再びマイクシミュレーター
、そして新たなエレアコアンプの導入と、6年に渡るお話です。



今回プリアンプのお話なので、時系列は飛びますが、2回目のマイクシミュレーターの話も
載せておきます。

FISHIMAN Aura

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これを買ったのは2年ほど前でしょうか。
大学に在籍していた終盤の頃のお話です。

これは10数種類のマイクシミュレーターが搭載されたもので、結構有名なものだと思います。
その頃はアンプをあきらめ、ミキサーに直で繋ぐという方法に転向していました。

ミキサー直はやはりラインの音ですので、いかにも電気的になってしまいます。
それを避けるために、マイクシミュレーターで雰囲気を変えてもらいました。

これの他、FISHMANのリバーブ、コーラス単体のエフェクターも使っていました。

JC-120という限られたアンプしか使えなかったので、ミキサー直という選択をしたのですが、
それはそれで良かったので、大学の終盤はずっとこのセッティングでした。
(それについては追って詳しく書きます。)


しかし、やはりシミュレーターいうのは、エフェクターです。
無理矢理作ってる感が否めません。

もっと自然にいい音が欲しい、
この後試すのが、エレアコ用アンプの導入です。