電波少年的○○。
近年のテレビ史において、色んな意味で伝説的な番組がある。
電波少年もその一つだろう。
初期の初期
松村や松本明子が体を張ってアポなし企画をやっていた。
今だったら誰も考えないし、誰もやらんだろうって企画を連発していた。
そう考えるとあの頃って、プロデューサーやら放送作家さんがすごく必死にテレビを作ってたんだなぁ
と思う。
今だって頑張ってるんだろうけど、ベクトルがあの頃と違うような気がする。
今はきっとわざわざ電波少年のような危険を伴う番組は作らないんだろう。
それを視聴者が求めているかどうかは別として。
結局、僕ら視聴者は放送されている番組の中から好きなものを選んで見ているわけで
電波少年のような番組を今見たいと思っても、やってないのだから見れない。
結局今放送している番組の趣向に自然と自らもシフトしていく。
まぁ「流される」わけで。
バラエティで考えれば、
電波少年のような人間のギリギリの葛藤のようなものを笑いにするのは今は全然なくて
きれいな笑いのバラエティしかない。
と言ってもあの頃でも電波少年は異色の番組だったけどね。
でもあれを制作して放送して、ある程度視聴率があったんだから
今とはやっぱり違ったんだと思う。
ごっつええ感じも然り。
当時は今だったら
「こんなの放送していいのかよ」
っていうようなネタだったり描写だったりが多かった。
規制が今よりも緩かったのかな?
まぁ今はスカパーだとかネット動画だとかが発達しているから
視聴者は当時よりもはるかに多くの選択肢から番組を選んで見ているわけで。
地上波では電波的な過激な番組はもう居場所がなくなったんだろうね。
ところで今小島よしおが「なすびの懸賞生活」のような事をやっている。
電波少年の企画だった懸賞生活。
内容は全然違って、3日間限定だけど。
第2日本テレビで見れます。
お暇な方は是非。