アジアの新たな金庫ネットワークがすべてを変える

香港は当初、上海金属取引所と連携して運営される世界的な金庫ネットワークの構築を発表していました。

そして今、香港は新たな5カ年計画を公表しました。この計画は、新たな世界的金(ゴールド)ハブを、保管・取引・清算のインフラとして位置づけ、他のコモディティ(商品)市場への入り口とするものです。

同市は、わずか3年で2,000トンを超える現物金の保管を目指し、政府主導による大規模な金庫・清算ネットワークを構築しています。香港空港管理局はすでに、1,000トン規模の金庫施設の拡張を進めています。

国有の「貴金属中央清算会社」(上海黄金交易所も取締役に名を連ねる)が新たに稼働を開始します。

現物の金地金(バー)が香港の指定金庫へと搬入されています。香港金融管理局(HKMA)自身も、外貨準備を運用する「取引基金(Exchange Fund)」が保有する金をそこに保管することを検討しています。

これは単なる保管ではありません。新たな「金融の要塞」なのです。

金は最初の武器となります。金地金が香港の金庫に収まり、人民元建て取引に適したシステムを通じて清算されるようになれば、中国は金属やエネルギーなど、あらゆるコモディティの価格設定と決済を人民元で行えるようになります。

「デリバリー・コネクト(Delivery Connect)」の仕組みにより、香港の金庫はすでに上海黄金交易所(SGE)の国際ボードやロシアと直接結びついています。

これは、東洋が自らの「金に裏打ちされた金融オペレーティング・システム」を構築していることを意味します。

あらゆる危機は、最終的に同じ結末を迎えます。人々は「金とは何か」を思い出すのです。