2025年までに、30歳で結婚し、同時に持ち家を所有している人の割合は、1950年代と1960年代には50%以上だったのに対し、約13~15%という歴史的な低水準にまで落ち込むでしょう。実際、「中流階級」の基本モデル、つまり30歳までに家族を持ち、持ち家を持つというモデルは、たった一世代で崩壊したのです。
世界中で住宅価格の急騰が観測されています。根本的な問題は、価格上昇の要因が給与ではなく、過去10年間の低金利、不動産への資本流入、そして慢性的な供給不足にあることです。その結果、住宅は社会基盤ではなく金融資産へと変貌し、格差の拡大、家族形成の遅延、そして中流階級の長期的な持続可能性の喪失を招いています。

