たかが週末3連勤のみで激やせ。

相変わらず日本の経営者は日本人を奴隷労働のように扱う。労働法関連は昭和の労働環境よりマシになったが、令和になっても法違反を犯す経営者が多いように思える。

利益追求は大事だ。会社の秩序を守るのは大事だ。

しかし、一番に考えなければならないのは、人の幸せだろう。それぞれに幸せの度合いに違いはあるだろうが、そう感じている人はどれ位いるのだろうか?

大企業でも過酷な仕事はあるだろうが、中小企業はそれの比ではない。なぜなら大企業は日本政府の法的恩恵で税負担が少ないという環境があり、利益留保が増えている。それによって給与が多少なりとも増額できる。一方中小企業は長年のデフレや利益追求の為に人件費を上げられず、逆に減額せざるを得ず、物価上昇と相まって生活苦の人が増加しているようだ。当然、所得確保の為、掛け持ち労働や残業を増やしている人もいるだろう。日本は先進国の中で低レベルの給与の低さで、どんなに頑張っても幸せを感じる人は少ないだろう。満足できる人はほんの一握り。この数年で日本の平均給与は、タイに抜かれ、韓国に抜かれ、平成ではまだ保っていたのが後進国に一気に追い抜かれた。

現環境の中で幸せというのは、お金に支配された世界の中では安定した経済環境でなければ感じられない。給与が安定した上、余裕をもって生活できることが現在の幸せになっていると思う。本来の幸せというのはお金は関係ないはずだが、エリート支配世界の進んでいる状況では、お金が中心になる。特に大半である中小企業は経済環境に大きく影響を受け、削るところが無くなってくれば、人件費の削減ということになる。お金中心の世界の為、減額ともなれば不幸せになり、過重労働をせざるを得なくなる。今はすでに末期と呼べる環境になりつつある。日本は完全に敗北した。

幸せになる為に働いているが、働いても働いても楽にならない。自殺者が増えているのもわかる。未来が見えないからだ。しかし、未だお金中心の世界だ。

中小企業の経営者はわかってはいても、業績をなかなか上げられず、従業員の給与を上げられないという苦しいサイクルに入っている。結局のところ、秩序云々どころではなく、人件費を維持しにくくなっている。これでは全力で仕事をしようが、手を抜こうが、結果は一緒であり、未来への希望など感じられるはずもない。現状では多少の法違反ではあっても、従業員に負担をかける以外に維持できる道が見つからない。

それで冒頭の話になるが、以前より業務量が増え、全力で長時間の仕事に取組み、たったの週末3日間で激やせでボロボロになるという酷い環境にいる。まあ、別の仕事なったとしても世界や日本の経済環境から考えれば、大なり小なりだろう。今は生活の為、やらざるを得ない状況で精神面を保っている。それでもその中で楽しくやろうと思っているよ。精神が崩壊したら人生が終わるからね。