プーチン、ウクライナ紛争終結に関するトランプ大統領の発言を重く受け止める

2024年7月4日

Insider Paper

US Says Taking Putin's Nuclear Threat 'Seriously'

ロシアのプーチン大統領は木曜日、ドナルド・トランプ米大統領候補がウクライナ紛争の早期終結を約束した発言を真剣に受け止めていると述べた。

トランプ氏は先週、ジョー・バイデン大統領との討論会で、当選した場合、2025年1月の就任前に紛争を「解決」すると述べていた。

「大統領候補であるトランプ氏が、ウクライナ紛争を終わらせる準備ができているし、それを望んでいると言っているという事実は、我々にとって非常に深刻に受け止めている」とプーチン氏はアスタナでの記者会見で述べた。

ロシアは通常、ウクライナに対する軍事攻撃を「特別な軍事作戦」と呼んでいる。
プーチン大統領は、3年目に突入した戦闘終結に向けたトランプ大統領の具体的な提案については「詳しくない」と付け加えた。

「もちろん、それが重要な問題だ」とプーチンは述べた。

「しかし、彼が心からそう言っていることは間違いないし、我々もそれを支持する」と付け加えた。

プーチンは常に紛争終結に向けた話し合いには前向きであると主張してきたが、先月には停戦の前提条件としてウクライナの実質的な降伏を要求した。

クレムリンの指導者は、ロシアの攻撃を終わらせたいのであれば、ウクライナは南部と東部から軍を撤退させ、現在軍が占領している領土を明け渡すよう要求していた。

ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は、ロシアが再編成と再軍備を行うために一時停戦を利用するという考えを繰り返し拒否している。

キエフは、2014年にモスクワが併合したクリミア半島を含むロシア軍を完全に撤退させることを、あらゆる解決案の一部として望んでいる。また、紛争によって生じた損害や破壊に対する補償をロシアに支払うことも求めている。

2023年のウクライナの反攻が概ね失敗に終わった後、ロシア軍は今年、戦場でわずかな前進を遂げました。