ジュリアン・アサンジ、米当局との取引で有罪を認める
2024年6月24日
Insider Paper
ウィキリークス創設者のジュリアン・アサンジは、月曜夜公開された裁判所文書によると、自由と引き換えに軍事機密を暴露した罪を認めることで、長年にわたる法廷闘争に終止符を打つことに合意した。
英国で拘束されていたアサンジ氏は、米国領土である北マリアナ諸島の裁判所に提出された書類によると、国防情報を入手し、拡散するという陰謀の罪状について、1つの罪状について有罪を認める予定である。
ウィキリークスは英国時間の火曜日の早朝、「ジュリアン・アサンジは自由の身となり、国を離れた」と報告した。現地時間の水曜日の朝に、米国領土で出廷する予定である。
アサンジは、英国で服役した5年間の刑期を免除され、62ヶ月の実刑判決を受ける見通しです。これにより、彼は母国オーストラリアに戻れる可能性があります。
現在52歳の同出版者は、内部告発サイト「ウィキリークス」の代表として2010年に数十万点もの米国の機密文書を公開した容疑で、ワシントンから指名手配されていた。
苦難の道のりを経て、アサンジは世界中の言論の自由を求める人々から英雄視される一方、機密を暴露することで米国の国家安全保障や情報源を危険にさらすと考えた人々からは悪役として扱われるようになった。
米国当局は、イラクとアフガニスタンの戦争に関する米国軍の機密を暴露したとして、アサンジを裁判にかけようとしていた。
この司法取引合意により、アサンジの14年近くに及ぶ法廷闘争に終止符が打たれることになるだろう。
アサンジは、ウィキリークスによる国家機密文書の大量公開に関連して、2019年に米連邦大陪審から18件の罪で起訴された。
この取引の発表は、アサンジが英国の法廷に出廷し、米国への身柄引き渡しを承認する判決に対する上訴を行う予定だった2週間前のことでした。
アサンジは2019年4月以来、ロンドンの警備の厳重なベルマーシュ刑務所に収監されています。
彼は、スウェーデンへの身柄引き渡しを回避するためにエクアドルのロンドン大使館に7年間立てこもっていた後、逮捕された。スウェーデンでは、最終的に不起訴処分となった性的暴行容疑で起訴されていた。
彼が公開した資料には、2007年にイラクで米軍の攻撃ヘリコプターからの銃撃により殺害された民間人を撮影した動画が含まれていた。犠牲者にはロイター通信の記者2人も含まれていた。
米国は1917年スパイ防止法に基づきアサンジを告発した。支援者らは、これによりアサンジは175年の懲役刑に処される可能性があるとしている。
2022年6月、英国政府は彼の引き渡しを承認した。
この騒動の新たな展開として、5月に2人の英国人判事が、米国への身柄引き渡しに対して彼が上訴できる可能性があると述べた。
この上訴は、アメリカで裁判を受ける外国人として、アメリカ憲法修正第1条で保障された言論の自由の保護を受けることができるかどうかという問題に対処するためのものだった。
司法取引はまったく予想外のことではありませんでした。ジョー・バイデン大統領は、アサンジに対する長年にわたる訴訟を取り下げるよう、ますます強い圧力を受けていました。
2月にはオーストラリア政府がこの趣旨で公式に要請し、バイデン氏は検討すると述べたため、アサンジ支持者たちの間では、彼の苦難に終止符が打たれるかもしれないという期待が高まった。