オーストラリアの2歳の女児がH5N1型鳥インフルエンザに感染：WHO
2024年6月8日
Insider Paper
世界保健機関（WHO）は金曜日、2歳半の女児がインド旅行後にオーストラリアでH5N1型鳥インフルエンザに感染し、集中治療が必要になったと発表した。
「これは、オーストラリアで検出され報告された鳥インフルエンザA（H5N1）ウイルスによる初のヒト感染例である」とWHOは声明で述べた。
「このケースにおけるウイルスへの暴露源は現在不明ですが、この少女が旅行したインドで暴露があった可能性が高い」と国連保健機関は付け加えています。
WHOは、このウイルスが一般市民に及ぼす現在のリスクは低いと評価している。
この少女は2月12日から29日までコルカタに滞在していた。滞在中に病気の人や動物に接触した形跡はない。
その少女は3月1日にオーストラリアに戻り、翌日にビクトリア州南東部の病院に収容されました。
3月4日、症状の悪化により、彼女は州都メルボルンの集中治療室に1週間入院しました。2週間半後に退院しました。
入院中の検査で、この少女はインフルエンザA型に感染していることが判明し、4月にサンプルがさらに詳しい検査のために送られました。
「サンプルから得られたウイルスの遺伝子配列は、東南アジアで流行し、過去にヒトへの感染や家禽への感染が確認されている亜型A（H5N1）であることを確認した」とWHOは述べている。
この少女は快方に向かっているが、オーストラリアとインドの両方の親族には症状が出ていない。
WHOによると、インド当局はすでに通知を受け、疫学調査を開始している。