X、TikTokに対抗して動画のみの配信を導入へ:報道
「Xは新しい動画配信サイトになりつつある」

2024年6月5日

The Post Millennial

X to introduce video-only feed to rival TikTok: report

XはTikTokやInstagramに対抗するため、プラットフォーム上に動画のみのフィードを設置中であることが明らかになった。Instagramはここ数ヶ月、リール機能に力を入れている。イーロン・マスクはXを買収して以来、Xを動画コンテンツを求める人たちの行きつけにすることをほのめかしてきたが、動画専用のタブを設ける動きは今回が初めてだ。

この件に詳しい情報筋が『ニューヨーク・ポスト』紙に語ったところによると、早ければ夏の終わりにも、一部のユーザーに動画専用フィードのベータ版が提供される予定だという。短いクリップだけでなく、長編のコンテンツも提供される予定だという。

このプロジェクトの目的は、動画コンテンツにより重点を置くことであり、これは他のソーシャルメディア大手もすでに行っている動きだと説明した。米国でTikTokが禁止される可能性がある中、別の大手が参入し、市場を支配するチャンスがある。

「Xは新たな動画配信先になりつつある」と情報筋の一人は語り、同社はユーザーが動画コンテンツをテレビにストリーミングできるスマートTVアプリにも取り組んでいると指摘した。

この動きは、独占コンテンツ市場を拡大しようとするXの試みの一環である。リンダ・ヤッカリーノ最高経営責任者(CEO)の下、Xは多くのスポーツリーグや政治家、有名人と契約を結び、Xでしか見られないコンテンツを制作している。

前任者の時代、ツイッターはVineを買収し、ライブストリーミングアプリのPeriscopeを立ち上げることで、動画の分野に飛び込もうとした。しかし、これらの試みはいずれも失敗し、復活はしていない。

 

 

4月、マスクはXのユーザーに 「Vineを復活させるか?」と問いかけ、再挑戦する構えを見せた。

回答した200万人以上のうち、70%近くがイエスと答えた。