米国が日本、フィリピン、オーストラリアと反中国「部隊」を結成

2024年5月6日

Natural News

ブルームバーグが金曜日に報じたところによると、アメリカはアジア太平洋における対中国戦略の一環として、フィリピン、日本、オーストラリアとの軍事協力の強化に取り組んでいる。
(記事:Dave DeCamp News.Antiwar.comより転載)

アメリカ、フィリピン、日本、オーストラリアの国防長官は5月2日にハワイで会合を開き、南シナ海と東シナ海における中国の主張に対して厳しいレトリックを用いた共同報告書を発表した。

「閣僚と長官は、東シナ海と南シナ海の状況に深刻な懸念を表明した。南シナ海における沿岸警備隊や海上民兵の危険な使用に強く反対した。また、中国(中華人民共和国)がフィリピン船舶の公海航行の自由の行使を繰り返し妨害し、第2トーマス浅瀬への補給線を寸断していることに対し、深刻な懸念を改めて表明した」。

彼らはまた、南シナ海を含む軍事協力の強化を誓った。「閣僚と長官は、南シナ海での継続的な海洋協力、調整と情報共有の取り決めを可能にするための強化された手続き、能力構築の強化を含め、防衛協力をさらに進める機会について話し合った」。

4カ国は4月に南シナ海で初の4カ国軍事演習を実施した。この海域はマニラと北京の間の大きな緊張の源となっており、中国とフィリピンの船舶はしばしば緊張した遭遇戦を繰り広げ、時には係争中の岩や岩礁の近くで衝突に至ることもある。

米国は、南シナ海でのフィリピン船舶への攻撃には米比相互防衛条約が適用されると繰り返し宣言してきた。同様に米国は、日米安全保障条約の相互防衛の部分が、中国も領有権を主張する東シナ海の尖閣諸島にも適用されると断言している。

地域のパートナーシップを強化し、新たな同盟を形成することは、この地域におけるアメリカの軍事力増強の重要な部分であり、「部隊」はそのひとつの反復に過ぎない。米国はまた、米国、インド、日本、オーストラリアを含む「クワッド」の強化も視野に入れている。米国はまた、2021年に英国、オーストラリアとAUKUS安全保障条約を締結し、キャンベラが取得する原子力潜水艦を含む技術共有に焦点を当てている。