ビル・ゲイツが支援する遺伝子組み換え蚊のリリース後、ブラジルでデング熱が400%増加

2024年2月27日

FRONTNIEUWS

国連世界蚊プログラムによって遺伝子操作された数百万匹の蚊が放たれた後、2024年にブラジルでデング熱が4倍に増加した。
ブラジル保健省によれば、2024年の最初の5週間で36万4000件以上のデング熱感染者が報告されている。

 

 

デング熱患者の激増により、ブラジルは数百万人分のデング熱ワクチンを購入した。

ガーディアン紙より

デング熱の急速な蔓延により40人の死亡が確認され、さらに265人が調査中であると同省は発表した。

ブラジルは日本の武田薬品が開発したデング熱ワクチンQdengaを520万人分購入した。同省の発表によると、さらに132万人分が政府に無償提供された。

ブラジルの3つの州は非常事態宣言を出しており、そのうちの2番目に人口の多いミナス・ジェライス州と、首都ブラジリアのある連邦管区はかつてない感染の増加に直面している。

ブラジリアでは金曜日に10歳から14歳の子供たちにQdengaのワクチン接種を開始すると地元当局が水曜日に発表した。

今年に入ってからのブラジリアでのデング熱感染者数は、2023年全体の感染者数を上回り、人口10万人当たりの感染者数は1625人で、全国平均は170人にとどまっている。

国連の世界蚊計画は2023年、ブラジルのデング熱撲滅を目指し、10年間で数十億匹の遺伝子組み換え蚊をブラジルに放つ計画を発表した。

 

ハーバード・パブリック・ヘルスが2023年8月に報じたところによると、ブラジルの保健当局は、ヒトへのデングウイルス感染を防ぐウォルバキア菌に感染させたイエネコ蚊を5つの都市に放した。

この蚊は、今後10年間で最大7000万人をデング熱から守ると期待されている。そして、蚊の生産を拡大するための工場を建設中である: 2024年からは、年間50億匹の蚊を大量生産する予定である。

蚊の取り組みが始まって1年経った今、デング熱の患者は減るどころか急増している。

世界蚊プログラム・ラマは、ビル&メリンダ・ゲイツ財団から5000万ドルの助成金を受けた。

ビル&メリンダ・ゲイツ財団はデング熱ワクチン研究にも資金を提供している。

ブラジル政府は、日本の製薬会社である武田薬品が製造したデング熱ワクチン「Qdenga」を500万回分以上購入しているが、このワクチンもビル&メリンダ・ゲイツ財団から数百万ドルの助成金を受けている。

つまり、ビル・ゲイツ財団の資金は、デング熱危機を悪化させたとされる遺伝子操作された蚊から、ブラジルに人気のデング熱ワクチンを供給する企業への資金提供まで、事態のあらゆる側面に関与しているのだ。

何のために?