世界の森林は、多くの人が思っている以上に良好な状態にある

2024年2月12日

Natural News

気候変動憂慮論者は、人間活動のせいで地球が破滅的な崩壊に陥る寸前だと屋上から叫んでいる。例えば、ブルームバーグに最近掲載されたコラムニスト、デビッド・フィックリング氏の論説である。
「The World's Forests Are Doing Much Better Than We Think(世界の森林は私たちが考えているよりずっと良くなっている)」というタイトルにふさわしく、世界中の多くの森林が実際にはかなり良好に推移しているという事実に焦点を当てている。熱帯林の破壊が大きな見出しを飾る一方で、冷涼な気候の地域では実際に大きな進展が見られるという。

例えば、中国の森林は1992年以来60万7000平方キロメートル増加し、これはウクライナの面積にほぼ匹敵する。インドとアメリカの間には、バングラデシュを覆うほどの森林が植えられている。

イギリスは現在、黒死病以来700年ぶりに森林面積が拡大し、133万ヘクタールの森林がある。イギリスは現在、20世紀が始まった頃の3倍の森林を誇っている、とフィックリング氏は指摘する。

世界資源研究所のデータによれば、2020年までの20年間で1億3,090万ヘクタールの森林が増え、その面積はペルーを上回るという。ポーランド、アイルランド、オランダ、デンマークをはじめ、パキスタン、インド、バングラデシュなど36カ国が、この間に失われた面積よりも増加した面積の方が多いのだ。

また、衛星技術を使って樹木を検出する研究では、高さ5メートル以上の樹木でなければ見えないため、一部の樹木の成長は表示されない可能性があるという。

アマゾンで森林破壊が進む一方、世界の他の地域では森林が成長
森林伐採は、特にアマゾンの熱帯雨林では依然として問題となっている。ヨーロッパが過去2世代の間に森林面積を劇的に増加させたのに対し、アマゾンはその質量の20%を失ったと考えられている。ブラジルだけでも、1992年以来、アメリカ、EU、中国が成長した分の森林が消失している。

フィックリング氏は、極地や温帯林の回復は、それだけでは地球温暖化を相殺するのに十分ではないかもしれないと指摘するが、この現象は、森林破壊がもたらしているダメージをある程度逆転させることが可能であることを証明しているという。

彼はまた、化石燃料が木材の需要をある程度抑えるのに役立っていることも指摘している: 「実際、世界の多くの地域では、化石燃料の台頭によって、森林破壊はほぼ1世紀前に一転した。

言い換えれば、気候変動派がどんなにそうでないと信じさせようと、悲観的なことばかりではないということだ。アマゾンのような場所で森林伐採が問題になっているとしても、世界の一部で森林が繁栄していることを認めることは重要である。

それでも、10万年近く続いている人間の森林伐採のパターンを遅らせることに成功したことを祝うべきだ。私たちが地球に与えるダメージは避けられないものではない。努力次第では、元に戻せる可能性さえある」。