誰の中にでも棲む <怪物> | 五味箱〈ゴミバコ〉

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五味裕子が
各種エンタメ 見たもの・聞いたもの・好きなものについて
感じるまま・つれづれなるまま・独自の視点で・好き放題に語ってゆきます

 

 

 

じんわりキイテくる…

 

 

 

 

 

 

ワン・オブ・チョーリスペクトする映画カントクの

ひとりである是枝裕和監督

 

 

今回も、ヤラレました

 

 

いつも是枝作品では、練りに練られた脚本

ひとつひとつのなにげない台詞にグっとくる

でも今作は、脚本が坂元裕二さんで

鑑賞後に、パンフレットを熟読すると

坂元さんのオリジナル脚本にほぼ手直しはしなかったとのことなのですが

カントクが書いたのじゃないかと思うくらい違和感がなく

おふたりの相性の良さが窺えました

 

つい先頃、カンヌ映画祭で脚本賞受賞の快挙を成し遂げられたのも

納得の出来映え ✨

 

 

いろんな場面で

 

 

いろんな人の中に

 

 

いろんなものの中に

 

 

【怪物】の存在を見た…

 

 

なにげない台詞にドキっと・ぞわっとさせられました

 

 

 

 

役者陣も、それぞれ本当に素晴らしかったけれど

 

個人的には

 

田中裕子さんの校長先生と

 

子役の二人が、トンデモナイ なと思いました

 

田中裕子さんの魂の抜けた演技は鳥肌ものだったし

 

是枝作品にはよく子供が出てくるけれど

ここまで繊細に丁寧に子供のキャラクターを

描き出せるのはカントクしかおらん!

 

 

 

 

苦しい・切ない・やるせない…がイッパイなのに

キラキラ世界はやっぱり美しいキラキラ と思わせてもらえる

 

 

 

名作がまたひとつ生まれちゃった

 

 

 

 

 

 

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