公立能登総合病院 の 慢性腎炎について を読んで | 慢性腎臓病(IgA腎症)、あと4年で透析と宣告、埼玉

慢性腎臓病(IgA腎症)、あと4年で透析と宣告、埼玉

平成27年6月10日、医師から「このまま行くと、あと4年で透析」と宣告。扁桃腺摘出・ステロイドパルス終了、平成28年3月8日に尿所見が寛解。クレアチニンは、現在1.40Hです。令和3年3月30日たんぱく尿が1+になるも、同年7月20日、再び尿所見寛解に。

 

 

以前から気になっていた 公立能登総合病院 の 慢性腎炎についてを読んでみました。気になった部分を一部抜粋して引用します。

http://www.noto-hospital.nanao.ishikawa.jp/?p=4930

 

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ちなみに,IgA腎症で扁桃に慢性の感染をもっている人(扁桃炎を繰り返す人も)はかなり少数派です。実は,血液中のIgAの7~8割は産生場所が腸管で,コーラ色の尿を伴うようなIgA腎症の急性増悪の誘因の過半数は急性腸炎(下痢と発熱)です。ちなみに,ノロウイルス急性腸炎ではIgA腎症が激しく悪化します。

 

中略

 

さて,もう1つ重要なポイントは,1日尿蛋白量が1.0g未満を持続していればほとんどの場合は透析にまで進行しないというのが腎臓学会の共通認識です。その根拠になるデータはACE阻害薬やARBなど進行を抑制する薬が使われる15年以上前の成績で明らかにされていて,現在ではさらに良い成績になっています。私たちの成績でも,尿蛋白が0.5~0.9g/日では25人に1人が進行しますが,0.5g未満であれば98%は進行しません。残りの2%は経過中に尿蛋白が増えていた可能性が推測されますし,治った人は病院に来なくなりますので寛解の割合はさらに高いはずです。また,適度な運動による感染予防のみで3~5割が自然寛解します。

 

 最後に,扁摘パルス療法でIgA腎症の8割が完治するという成績を出しているような病院がありますが,その発表内容や論文を詳しく見てみますと,尿蛋白が0.5g未満の患者さんが半数以上を占めていました.これは扁摘パルス療法の効果というよりも,感染扁桃が切除されたことによる(単独)効果の可能性が考えられます。学会では,尿蛋白が0.5g未満の軽症例への扁摘パルス療法は副作用の面からも過剰な診療ではないかとの論議がしばしば聞かれます。尿蛋白が0.5g未満の場合は,98%以上の確率で進行しませんので,どうか落ち着いて,IgA腎症の複数の専門医にご相談してみてはいかがでしょうか。

 

引用終わり

 

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健康診断で尿潜血が + になる前にノロウイルスではないが、体調を崩し高熱が出た。お腹の調子も悪かったかもしれない。

 

腎臓を患った方の最大の関心事は、透析になるんじゃないか?という恐怖心や不安だと思います。

 

引用文にもある通り、

 

尿蛋白が0.5g未満の場合は,98%以上の確率で進行しません

 

とあります。

 

尿蛋白が通るたびに腎臓が傷付けられて機能が少しずつ悪化してしまいます。尿蛋白を抑える事が腎臓を守る事であり、透析にならないで済む方法なのだと思います。

 

加齢と共に腎臓が衰えていく場合は、透析しか成す術がないのかもしれません。

 

自分の腎臓を使い続けるには、尿蛋白を抑える事が重要なのです。

 

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