都知事選回想記『政府転覆 第一部・余は如何にして東京都知事候補となりし乎』、ついにウェブ出版 | 我々少数派

都知事選回想記『政府転覆 第一部・余は如何にして東京都知事候補となりし乎』、ついにウェブ出版

 ※検索サイト等からいきなりこのブログにアクセスした方へ。ここには「我々団」もしくは「外山恒一」に関する詳しい情報はありません。公式サイトへ移動してください。
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 都知事選回想記の前編『政府転覆 第一部・余は如何にして東京都知事候補となりし乎』がついにウェブ出版された。
 版元はあの『ポスト学生運動史』の中川文人氏が運営するウェブ出版社・わけあり堂。定価は490円である。

  http://wakeari-book.jp/eccube/products/detail.php?product_id=100

我々少数派-政府転覆・上巻

 サブタイトルのとおり、この第一部では都知事選立候補を決意するまでを扱っている。「今どき政治犯として二年投獄され」ている渦中で、破天荒な選挙戦術を着想し、演劇に(ちょっと)関わるなどしてアジテーター修行を積み、まず手始めに鹿児島の田舎選挙に立候補して、「次は熊本市議…いや、都知事選だ!!」と天啓を受けるまで。ついでにそれ以前の二度の選挙経験(99年・福岡県知事選での投票率ダウンキャンペーンと、00年・鹿児島市議選への友人の立候補でのサブカル選挙参謀)についても詳述。

 現在、3月についオープンしてしまったBARラジカルの経営にかかりっきりで、続きを執筆するのが困難な状況だが、売れようによっては「BARを2週間ぐらい犠牲にして続きを書こう」という気になるかもしれないので、猫も杓子もぜひ買うべきだ。

 以下、「もくじ」である。

          ※          ※          ※

   第一章 選挙戦の基本構想は獄中で生まれた

  1 いまどき政治犯として二年投獄され…
 都知事選で一躍ネットアイドルに/八〇年代以来の歴戦の革命家/法廷侮辱で塀の中へ/いまどき獄中でファシズム転向/選挙ポスターの長文は外山流ファシズムのエッセンス
  2 獄中で構想したファシストの選挙戦術
 都知事選で使用したキャッチフレーズもすべて獄中作品/供託金制度のしくみ/過去の左右の過激派の選挙戦術は大間違い
  3 九州ファシスト党、始動!
 少数派は勢力を一地方に集中すべし/ファシズムの指導者を育てる現代の松下村塾を/空回りの日々
  4 私のアジテーター修行
 懲罰房での俳優訓練?/アングラ・テント劇団「どくんご」との交流/一度きりの舞台経験

   第二章 異端的極左活動家時代の選挙体験

  1 福岡県知事選に無届立候補
 「前衛芸術党・棄権分子」の公認候補/他の陣営から苦情が出ています/「愚劣な大衆のみなさん」に街頭で訴える/立候補もしていないのに当選!?/私は本気で選挙制度を否定している
  2 サブカル選挙参謀
 友人が鹿児島市議選に/私だってオトナになろうと思えばなれる/過激派なりのバランス感覚が私の武器である

   第三章 ついに(ほんとに)立候補してみる

  1 初めての選挙戦の舞台・鹿児島県隼人町
 リサーチしてまず簡単にあきらめる/平成の大合併を大真面目に批判する/「合併特例」に足を引っ張られる/実験の舞台として申し分ない/ほとんどすべての人にとって迷惑な候補
  2 事前運動をやると実験にならない
 日本に「言論の自由」など存在しない/立候補予定者説明会へ
  3 選管の田舎役人との不毛な衝突の日々
 民主主義の何たるかを語るファシスト/ひたすら正論を云うファシスト/法治国家の何たるかを語るファシスト/隼人町の治外法権を主張する選管委員長?

   第四章 ファシストの最初の選挙戦--〇五年・霧島市議選回想記

  1 選挙戦、始まる!
 クジ引き三昧/ポスター掲示板の不条理
  2 ポスターは二種類あるからどちらも見逃さないように
 自分の名前なんかよりスローガンを大きく/反応してきた有権者諸君と直接に話し込む/「ともだち」マークの黒ヘルメット
  3 政見放送誕生秘話
 ポスターを貼り替えてまわる/政見放送演説の原型
  4 トップ当選!?
 政府にタテつく強い街!/街頭演説開始/イケナイ欲が/いよいよ反応が増え始めて/選挙は魔物/百五十五人に一人が政府転覆を支持/次は福岡か熊本か…いや都知事選だ!