女性委員会の皆さまのおかげで、東北に行くことができました。
色々なお世話を有難うございました。


まず最初は、東松島の270所帯建っている大きな仮設住宅の「ひまわり集会所」に行きました。

皆で集まってお喋りやカラオケや子供の遊び場のコーナーにもあり、また、行った日はお休みでしたが
「めんこいすたずのめんこい手すごと」と言う名でお土産品もそこで作られていて、私たちは紙で作ってあるパクパクと音の出る獅子頭を買ってきました。

「仮設から出て集会場へ来れるひとは元気な人、いまだに出てこれない人もいる。」お話をきき、念願の伊東豊雄氏の設計
された「みんなの家」は、テレビで紹介された大人が集うのではなく、子供用の家でした。大人の家は次回の目標にしましょう。

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3年ご案内してもらっている石巻の佐藤さんの説明によると、昨年は田んぼに沢山自動車が転がっていましたが、
今年はほとんど整理され、田植えがなされたようで、延々と稲株が続いていて、良かったです。
それでも1部の地域で地盤沈下したところなどは、そのままに水が引いてないところもありました。
建物を建てて良い区域と建てられない区域が決まっているようでして、広ーい空地の側を通る時に、
「ここは、2000戸が建てられるので、来年造成して再来年から建つことになるでしょう。」と
説明されました。




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次は、建てたばかりの自分の家が水没して、そこを「皆の集まる場所」にしたいと喫茶店をされた
「ら・めーる」のご主人に
震災のお話をいろいろ聞きました。「石巻には5人に1人が亡くなっているそうです。」
そういえば、あちらこちらに新しいお墓が目立ちました。
お墓にお坊さんの人形のようなのをよく見かけたので、翌日の仮設の方に聞くところによると、
「それは、お地蔵さんで、きっと子供さんが亡くなられたのでしょう」と言われました。

翌日は、段々小高い山をぐるぐる登り、右も左も海なので、(自分が変なのかな)と思っていると、
村田さんがスマートフォンで地図を出され「ここが半島で海に出ているから、右も左も海が見えるんですよ。」と教えてもらい納得しました。


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「七が浜」の12所帯の仮設住宅の集会場
(空いている仮設住宅の2間をつながれたもの。
ここに住んでいらっしゃる大工さんが間仕切りをとられたそうです)

昨日の仮設住宅よりもこの仮設住宅は暖かく窓ガラスも東松島のはシングルガラスでしたが
ここはペアガラスでした。何年も住まれるのに寒いのは大変です。

林さんが用意された素敵な秋の花々を皆さんに瓶に活けてもらってから、おしゃべりをしました。

内記さんのブログをみると、お話した彼女らと心の絆が出来て「来年また来てね。」
と言うお言葉をもらえたなんて凄いです!


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「仙台メディアパーク」で驚いたのは、(図書館のコーナーや展示室のコーナーを除けば)椅子とテーブルのある所に自由に
食べたり飲んだりしていらっしゃることでした。富山県ももっとこんな自由さがあれば楽しく生活できるのにと思いました。


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仮設住宅から出た所帯はごく僅かで(私の思いでは1割ぐらい?)
「まだまだ復興がなされていない」
と思いました。

もっと東北への募金も続けられたら良いのにと、思わずにはおれませんでした。
皆さん、ありがとうございました。
石巻の佐藤さんも暖かいお言葉と皆にケーキを差し入れして頂きありがとうございました。
 
kanazawa