東北視察とボランティアに参加された平井さんの報告書をご紹介します。


~笑顔に励まされて~ 
被災地視察とボランティア交流から


女性部会活動ブログ

昨年の被災地視察のお話しを伺い、来年再訪する計画を考えるとのことで、予定が合えば参加したいなと思っていました。被災地には、別の支援団体から二度程ボランティアに参加していましたが、建築関係の方とご一緒して感想も聞いてみたいと思っていたからです。期待通り、気の置けない女性部会の方との旅は、長旅であっても楽しい時間となりました。

特に印象に残ったのは、仮設住宅集会所でのボランティア交流です。

当初、瓦礫の片づけの予定でしたが、前々日に生花アレンジの交流に切り替わり、仮設住宅の被災者の方々とお話しする機会を得ました。  交流の準備を整えた前日夕、先方の事情から訪問する仮設先が変更になり、準備数より構成世帯数が多くなった為、参加できない方にもなるべく公平にとの思いから、急遽、呉羽梨を準備し配布してきました。

交流会は、宮城県宮城郡七ヶ浜町内の国際村にある仮設住宅の集会所で行われました。ご夫婦や親子、お友達同士で13名の方が参加してくださり、終始和気あいあいと進みました。以前は沢山のボランティア訪問があったようですが、最近は少なくなっているので、遠い所来て下さってうれしいですと喜んでおられました。

仕上げた後、持参した富山のお茶とお菓子で、いろいろとお話しを伺いました。


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仮設住宅は、収納が少ないので苦労しているとか、特に冬場は天井や壁の結露が酷く、ポタポタと水滴が落ちて困っている等の不都合を聞きました。しかし、ここの生活がまだ今後2、3年続くにあたり、皆さん仮設の仲間を大切にして、前向きに暮らす努力しておられることを笑顔で話され、かえって励まされたような気持ちになりました。

帰りに、浜に上がったガラスを加工した手作りの素敵なペンダントを、思いがけずプレゼントしていただき、本当に来て良かったと感激して集会所を後にしました。

                       平井 かおる