とはいえ個人で参入するにはそれなりの選択が必要で、
マーケットは大きいですが、すでに先行者のいる上海ではなく、
香港がお隣で、食材入手等の利便性が高く、マーケットが大きい
割には、日本人の先行者がほとんど見受けられない深センで
挑戦してみようと決めました。
実際にはそれほど現実は甘くなく、半年間毎日店舗を探すものの
手ごろな物件を見つけることが出来ませんでした。
出口が見えない状況の中、ネット上で中国語の店舗譲渡のサイトで
見つけたのが、最初の「洋食や」の店舗でした。
ただ、休業中のホテルの3階で、ごく少数の日本人以外は訪れない
ロケーションだったので、当初はカフェ営業はあきらめ、まずは
深センには一軒もなかった洋食屋を始めることにしました。
それから紆余曲折があって、現在羅湖区国貿にある金城ビル1階で
ようやくカフェ営業可能なお店を開けることになりました。
上記の詳細な経緯についてはまたの機会にでもお伝えしたいと思います。
さて今日の本題は「中国とコーヒー」についてです。
日本人が年間コーヒー消費量は、3.4kgで一杯あたり10gで換算すると
年間340杯になります。(8g換算だと425杯)
対する中国は年間3杯とも4杯とも言われ、約100倍もの差があります。
(ちなみに世界平均は240杯とのことです)
深センにもスタバをはじめとするカフェが想像以上に多数存在します。
ただ、店内でコーヒーを飲んでいる人の割合をみると決して多いとは
いえない状況です。
コーヒーを飲んでいる人も、大量の砂糖やミルクを入れている人を
多く見かけます。
スーパーで売られているコーヒーの大部分は、砂糖とミルクがあらかじめ
混合されたインスタントコーヒーです。
私の知り合いのコーヒー好きな中国人はコーヒーを飲むと眠れなくなるからと
午後以降はコーヒーを飲むことはありません。(夕方以降の間違いではありません)
一説には中国人は漢方薬を連想させることもあり、苦味があまり得意
ではないということです。
そういわれてみると、中国人にポピュラーな漢方成分の入った
「涼茶」と呼ばれる健康茶もかなり甘い印象があります。
しかし、韓国も以前は「麦茶みたいなコーヒー」から本格的なコーヒー
へと嗜好が変化していった実例もあり、大きな可能性があるともいえます。
かくいう私も、日本ももともとお茶の文化、それならば中国も将来は
コーヒー消費大国になるに違いない。
その時、自分もその一端を担って日本の美味しいコーヒー&カフェ文化
を広めたい。
そう考えて中国に来たのです。
最近、日本で一緒にカフェビジネスを立ち上げる夢を追った同志が、
深センでコーヒー豆の焙煎ビジネスを立ち上げました。
雲南省に直接買い付けた最高級のアラビカ種の生豆を自家焙煎し、
販売を始めたのです。
雲南省といえば、ミャンマーに隣接した、高地でこれまでは
プーアール茶の産地として有名でした。
ところが最近は2009年にスターバックスがコーヒー農園経営
への参入を開始し、雲南コーヒーブレンドの販売を開始した
ことなどもあり、世界各地から注目され、コーヒーメーカー
各社がこぞって参入するなど活況を呈しています。
それまでは栽培が容易なロブスタ種、もしくはアラビカ種との
交配種のコーヒー豆が主流でしたが、アラビカ種、更に希少な
ティピカ種なども栽培面積が増加しています。
彼が買い付けたアラビカ種の高級豆への私の印象は、
「酸味がほとんどなく、すっきりと透明感のある、キレのある」
コーヒーといった感じで、私の好みのコーヒー豆でした。
私はカフェの経営からのアプローチ、彼はコーヒー豆焙煎からの
アプローチとそれぞれ手段は異なりますが、いずれまた一緒に
お茶の国、中国でカフェビジネスを成功させる日が来るよう、
それぞれ頑張っていこうと話しています。
P.S.
洋食やでもお店専用に焙煎してもらい、同時にお客様にも販売を
開始しました。
ドリップバッグ10杯分、コーヒー豆250gそれぞれ80元と、
スタバよりも2割前後程安い価格で販売予定です。
現在オープンお試し価格でそれぞれ50元にてご提供中です。
中国のお土産にもおススメです♪
にほんブログ村

