小笠の常連さんの中の一人は、余程シャボン玉が好きと見えて、何時もシャボン絡みのおもちゃを持ち込んでいる。これも同類で、ミステリー走行し、煙突からシャボンを噴き出すドラえもん バブルトレイン2。故障の状況は、まともに走行できず、大きな異音が出て、シャボンは全く出ないというもの。メカ部を取り出すのに、ネジを外してもダメで、接着されている煙突のリングを、薄刃ノコや超音波カッターで苦労して切り開いて取り出したが、後で調べると煙突のリングをカットする必要はなく、強引に広げて取り出すのが正解だった。
ミステリー走行部分は、ギヤ機構に問題はなく、FA130似のモーター自体が派手に異音をあげて、どうにか回っている。油切れの状態なので、前後の軸受けにミシン油を注油すると解消できた。
シャボン関係は全く回らず、RE-140似のモーター単体は回るが、こちらはギヤ機構の全ての軸が錆ついて、ギヤが全く回らない。加えてm0.5の12歯ギヤが割れていて、ここはロックしていた。全てのギヤを外し、ディスペンサー部分を含めて軸の錆を片刃でそぎ落とし、シリコングリースを塗布。割れたギヤも交換して、ようやくシャボン側もモーターが回り、送風する様になった。水を使うおもちゃなので、水気は避けられず金属部分が錆びて固着した様だ。長く使えるには、ここはステンレスの軸が正解と思われる。
組上げて、下部のスライドスイッチの位置により、ミステリー走行やシャボンのON-OFFが切り替わる事を確認し、修理完了