小笠での3匹目は、足が折れたとの事だが、あまり見た事の無い構造で、実際には3本の足の軸棒が折れて、ブラブラになっていた。φ4mm×ℓ15mm(後ろ足は12mm)の樹脂棒が支点になっていて、先端のM2×ℓ6ネジで抜け出しを防止している構造。何れも樹脂棒が根元で綺麗に破断していて、子供が遊ぶ縫い包みにしては、強度が心許無い仕様になっているのも要因。
この犬は、電子回路が搭載されていて、鳴き声はスピーカーから流れ、モーターも電子制御である。

修理は、折れた樹脂棒に旋盤を使ってM2ネジ側からφ2mmドリルで中心に貫通穴を加工、M2の長尺ネジℓ=25mm(後ろ足は15mm)を使い根元までネジ棒を入れる構造とした。前足は回転円盤に付いた樹脂棒なので適当な長さにネジ棒を切断している。破断した元の場所にもφ1.6mm下穴を開け、ハンドタップでM2ネジ穴を加工してねじ込み固定。被覆は折れた3本はセット状態で被せたが、唯一折れていない足は、(破損が怖くて)被せる事ができず、足を分解状態で被せ、被覆に隙間を開けてネジをセットした。最後は、縫い合わせなので、専門家にやって貰って修理完了