小笠で預かった、6列5行有るパネルの最下段行だけ音楽が出るが、上段は全て無反応の「どうようえほん」。パネルはメンブレンスイッチになっており、剥がすと行と列の信号線の立体交差部の多くが、黒く変色し導通が無い。交差してもOK箇所があり、絶縁被膜は他にも塗布されていて、一部の交差部のみ黒化した原因は不明。PETフイルム上に印刷されたパターンなのでハンダ付けはできないので、銅細線と導電性グルーを使う方法があるが、導電性粘着剤付の銅箔テープが最適と思い、以前に中国から購入した物を出したら導電性が無い。「conductive adhesive」と書かれ、その前提で買った物だが、安いだけあって役立たずの単なる粘着剤付銅箔テープだった。秋月電子に寺岡製があるので購入、細幅に切り出し、端部に銅細線をハンダ付して引き回した。日本製だけに導電性はOKで、交差部に塗布されている被膜の絶縁性が足りず混信する位で、そこはセロテープを張って交差させた。以前のアルミパイプ同様、送料を含む実購入費は高額だが、その極一部使用なので、修理費に転嫁する訳にもいかず、将来他でも活用できないと頭の痛い所である。

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