小笠2回目開院時の入院品で、割と簡単に修理できるものが多いプラレールの中では面倒な一つ、切り替えレバー折れ。 今までに何回も見た破損箇所で、モーターが回らない状態ではレバーが硬い時があり、今回と同じ個所で折れやすい(スライドタイプも)。ハトメ穴で樹脂が細くなっている上に力(加減が判らない子供の力)が加わるので、設計的な強度不足が原因だが、車輪ゴムと連結器以外の交換部品は売られていない。接着では、子供の操作に堪えられないので、修理には別なプラレールからの移植となるが、現在ジャンク品ストックは無く、修理不能前提で修理を試みた。
折れ残ったレバーに、十字状にφ0.5mm穴加工しピアノ線を圧入、カーボン繊維を短く切って練り込んだエポキシ接着剤を「おゆまる型」に流し込んで合体させた。接着力は期待できず物理的な接合だが強度的には十分そうなので、外から見えるレバー先端を黄色で塗装し修理完了とした。この他、車輪ゴムが溶損しており2個交換、モーターは回るが今後が疑問なので分解しコンミテータ清掃、穴開きブラシには裏金打ちをした。修理代:50円(車輪ゴム2個含む)
過去のレバー折れは、破損状況に応じアルミ板や真鍮角筒を使う形で手作り修理してきたが、次回のためにシリコンゴムで型取り、繊維強化したレジンを注型・真空引きし、予備交換部品作りにトライしておきたい(器具や材料は用意済)

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