朝飯→ナシ
昼飯→かき揚げ蕎麦
夜飯→赤魚の塩焼き、サラダ、ハンバーグ盛り、枝豆
飲物→黒酢ジュース、水、金麦500ml
仕事→某書籍の編集
「ママの足にくっついて寝ると、いいことがあるんだよ」
とある日の就寝前、長女が私にそんな興味深い話をしてくれた。
ずばり、ママの足にくっついて寝ると………?
「ママの夢が見られるんだよ!」
かわいすぎんだろ、その発言!
いただきー。
昨日の昼もかき揚げ蕎麦だったわけなのだが、そうなの、最近、かき揚げ欲がなかなか凄くて……。
涼しくなってきたことで、あったかい蕎麦がまたたまらなくて……。
ズッキーニ、トマト、マッシュポテト、人参、ともにイイ感じの味付けでビールが進む。
ハンバーグは次女が一緒にこねたらしいので、自分で作っただけにかなりガツガツ食べていた。
いえい。
ということで、冒頭の長女の素敵発言を事細かに聞いていくと、つまり、誰かの足に絡まりながら眠ると、その人と同じ夢が見られるということらしいのだ。
親バカ全開な私の親バカ部分を差し引いて考えたとしても、我が子ながらなかなか豊かな想像力をお持ちのようで、斬新すぎるこの夢論には、かのフロイト先生もさぞ驚かれることだろう。
しかも、それをパパと夜一緒に寝る前に言ってくるのだから、「おまっ、それ、くっつけって言ってるようなもんじゃねーか」と、ドキドキ中学生モードが全開になってしまい、流れのままに長女の足の上に私の足を乗っけてみたのである。
すると、「パパ、○っち(長女のあだ名)と同じ夢見たいの?」と、ちょいと上から目線な感じで切り返してきたのだが、それでもやはり満更でもない様子で、ツンツンデレデレとしばらくの間は喜んでいた。
だが、完全ラブラブ気分で、幸せな気持ちで眠られそうだと、私が目を閉じた瞬間だった。
「暑い………」
え?
今なんて?
「あっつい‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎💢」
突然長女はそう言うなり、私の足を思い切り振り払うと、寝返りをひとつうって反対側を向いてしまったのだ。
えっとぉ~、あの、長女さん?
えーと、えーと、そのぅ………。
「パパと同じ夢見なくてもイイのかな?」
「うん、大丈夫」
何も大丈夫じゃねーよ!
なんだそれ!
焦らしか‼︎⁇
イジメか⁉︎⁈
男心弄ぶ系か‼︎⁈
もしくは一度甘える素振りを見せておいて突然突き放す、ツンデレの応用技、デレツンか!
「あのさ、○っちさ、さすがにコレはちょっと酷くない?」
私が女々しさ全開でそんなふうに喰らいつくと、しばしの沈黙が流れたのち、長女は一言こう言った。
「パパ………
おやすみ」
どん。