昼飯→中華
夜飯→鮨
飲物→生ビール、焼酎お湯割り
新橋か上野か池袋か。
もしくは北千住も……。
どこで飲むのか少々揉めた。
いや、別に対して揉めてはいないのだが、毎度のこと池袋ってのもなかなかどうして面白味がない。
だからこそ、私としてはその他の土地をいくつかピックアップしたのだが、「練馬の人間は地元愛と池袋への帰巣本能がハンパない」という、「練馬あるある」的な精神に蝕まれていることもあり、結局はいつものように池袋に落ち着くというありさまだったわけだ。
ナニハトモアレ、本日は、いつも集まる3人のうちの1人に子どもが生まれたため、生誕祝いという名目で、祝杯をあげることになっていたわけで、とにかく美味しいものをたくさん食べました、チャンチャン、というお話。
なので、さっそく。
なんだかいきなりオシャレ感が満載だが、コレはコレでありだった。
では、仕切り直して……。
どん。
要するに、コチラは、私の敬愛する漫画「孤独のグルメ」のドラマ版にて取り上げられた名店の名物料理であり、ちょうど前日にとあるブロガーさんがレポートしているのを発見し、いてもたってもいられなくなり、突撃させて頂いた次第である。
役者の松重さんも、撮影で食べて以来忘れられなくなり、再び来店してしまったというほどハマったというだけに、ファンとしては食べずにはいられないというわけなのだ。
結論。
味はものすごく美味いけど、辛痺れっぷりがハンパねぇ!!!!!!!!!!!
男2人で一杯だけ注文し、それを「うまっ」、「からっ」、「しびれっ」と言い合いながら、どちらかというとビールのツマミ的にチビチビやってなんとか完食した。
コレ、ウマカラシビレ好きな女子にはウケまくる気がするが、私としては一杯食べ切ることは不可能に近く、一緒に行った人と共に食べるくらいがちょうど良い感じだった。
だが、病みつきになる味でもあるのは確かなので、きっとまた来店することは確実だ。
コレ、相当おいしいです。
はい。
その後は、一軒につき一杯くらいでハシゴ酒を繰り返したり、カラオケなんぞを挟みつつ、夜に向けてコンディションを整えた。
そして、お次は……。
ぽん。
池袋、「富久鮨」。
踊るイカというキャッチフレーズに惹かれて入店。
池袋には美味い鮨屋があまりなかったのだが、今回は当たりー。
この踊るイカちゃん、絶品です。
この季節限定の鳥貝で、以前から一度は食べてみたかったのだが、ようやく出会えたわけで……。
んんーまい!!!!!!!
神楽坂の鮨屋で好物となって以来、ハマっているカワハギちゃんにここでも出会えたわけで……。
肝醤油で食べる刺身はやっぱりウマすぎ!!!!!!!!
コイツは、赤貝とカワハギ。
米の量もちょうど良く、ふんわりとした握り感も絶妙。
好きです、富久鮨。
トロけた。
ほい。
ということで、生鳥貝とカワハギちゃんのおかげで、冒頭の担々麺が霞んでしまったわけなのだが、いやいや、それでも霞むなんてとんでもない、あのインパクトはなかなかどうして忘れられるものではないのも事実である。
だが、やはり日本人的な味覚で言うならば、濃ゆいのも、辛いのも、痺れるのも、やはりすべては調味料次第ということになり、食材の生の味を楽しむことを第一とするならば、和食に叶うものはないのではないかと思うわけで、もちろん洋も中も大好きだが私のなかでのベストは和なのだということが、中華から和食へと流れることでより明確に腑に落ちた。
かといって、そんな繊細な薄い味をよりわけしながら味わえる舌を持っているのかと問われれば、そんなものは間違いなくNOに決まっているのであり、美味いものは100円ローソン産だろうが、マクドナルドだろうが美味いと言ってしまう程度の舌しか持ち合わせてはござらぬわけで、和洋中のあれこれをとやかく言える立場ではないことはじゅうじゅう承知である。
って、わけのわからぬ言い訳が長すぎだっつーの!
と、いうツッコミか至る所で噴出してきたようなので、そろそろこのあたりで、素朴でも何でもない暴飲暴食のルポルタージュを了としたい。
どどとどどん。
がっつりオススメです。