朝飯→おにぎりと焼きそばパン
昼飯→イカと明太子のスパゲティ
夜飯→サンマでひつまぶし、キュウリの梅和え、焼き鳥
ドリンク→午後の紅茶 おいしい無糖、コーラ、金麦糖質オフ500ml
「2円の○○が5枚だと、いくらになんだよ!💢」
某スーパーで買い出し中に、そんな怒号を散らしているパパさんがいた。
2円で買えて、何枚と表現できる商品があるのかどうかはわからぬが、とにかく小学2年生くらいの娘に対して、なかなかガチでブチ切れている。
「それくらいの計算、パッとしてもらわなきゃ困るんだよ!!!!!!💢」
いや、何も、アータ、そこまでお怒りにならなくてもいいんではないか!?
人には、ペースってもんがあるわけだし……。
しかもスーパーでって……何も公衆の面前で娘に赤っ恥かかさなくたっていいじゃない。
彼女だって、"わからない"のではなく、パパの威圧感に恐怖してしまい、"答えられない"状態になってるだけかもしれないしね……。
と、いう前振り。
何が前振りなのかは、ご飯のあとで晒してみよう。
朝飯は撮り忘れ、ココスでランチ。
冷麺を食べようと思ったのだがメニューになく、スパゲティに。
ちょっと、胃がもたれた。
近所の商店街で見つけた焼き鳥屋さん。
激安のわりに、つくねはまぁまぁうまかった。
レバーは残念。
サンマでひつまぶし。
鰻にしよう! と、気合いをいれていたのだが、やはりスーパーですらとんでもない金額だったため、断念し、それよりも1,000円以上安かったサンマでひつまぶしに挑戦。
うまいこと卵にバターを投入するなど、妻が一工夫をしたため、十分美味しかった。
給料入ったら鰻食おう。
さて、例の前振りの件である。
実は本日、幼稚園にて父親限定の日曜参観があった。
前日にバーベキュー泊まりがあったため、早朝に帰宅し、長女と2人で登園。
アルコールが残っていそうな気配がプンプンしており、むしろよく車で帰って来られたなとも思うのだが、やはり思っていた以上にヘロヘロであったのは間違いない。
「今日はパパがお迎え来てくれるんでしょ?」
と、嬉しそうに聞いてくる長女。
「いや、今日はパパも一緒に幼稚園で遊ぶんだよ!」と答えると、満面の笑みを浮かべてさらに嬉し度が急激にアップし、"ヤッターヤッター"とはしゃぎまくり。
内心、まぁ授業を見てるだけだろうし、ヘロヘロだろうが、楽しく鑑賞することはできるだろうと、どこか第三者的なノリで参加していたのだが……。
先生「お父さんに抱っこしてもらって、親子リレーをします!」
えっ!?
え、えぇぇ~!!!!!!!!!!!?
おいおいおいおい。
おい!!!!!
は、走れと?
このどーしよーもねーオッサンに走れと申すのか!?
しかも、4チーム対抗でなかなか本格的なリレーのようで、瞬時にパニック状態に陥る二日酔いパパ。
と、とりあえず、きっと他のパパたちも軽く流して走るだけだよね?
なんて、わずかな願いに思いを託していると、あれよあれよという間にヨーイドン!
おっ、うんうん、大丈夫。
日曜のパパたち、やはり、誰ひとりとして全力走行者はいない。
小学校じゃないし、こんなもんだよな、うん。
と、一安心。
だが、バトンの代わりとなるボールが長女に手渡され、いざスタートを切ると、なぜだか変な感情がムラムラムラと湧いてくるではないか!
「いつ全力で走るの?」
某有名塾講師の声が頭の中に響いた。
さすがに、この問いに対するあのセリフ、コレをパクって口に出すのは編集者のプライドが許さないため、あえて答えは書かないが、まさにあのセリフを心の中で口にしてしまったのだ。
だ、ダッ~シュっ!!!!!!!!!!!!
もはや、なりふり構わず全力ダッシューーーーーーー!!!!!!!!
おいおい、オッサン、無理すんなよ。
と、皆様からもそんなお声が聞こえてきそうだが、まさにその通り。
事件は、勢いよく飛び出して数メートル走った瞬間に起こった。
ズルッ……
フワッ……
そして、
ズドーン!!!!!!!!!
その時、がらくた親子は宙を舞った。
えっ?
マジで????
会場のパパたちだけでなく、幼稚園の先生方も含めて、誰もがそう思ったはずだ。
そう、まさか、まさかの大転倒である。
よ、幼稚園の親子リレーで転ぶってどんだけ運動音痴だよ!!!!!!!!!
(お、俺、小学校までは学校内でベスト10には入る速さだったのに……)。
そんなくだらない過去の栄光が、走馬灯のように脳裏をよぎる。
(そうか、あれはもう20年も昔のことなのか……)。
そんな世知辛い感情が、せつない風のように胸の中を通り過ぎていく。
と、そんな己の小さき埃のような誇りなんぞよりも、兎にも角にも長女である。
前のめりになる転倒だったのだが、とにかく長女を守ろうという意識だけはかろうじてというか、本能的に働いたのだろう。
身を呈して彼女の頭やら顔やら体はカバーリングしていたようなので、転んだ直後は、先生方も長女というよりわたくしの心配をしていた。
「嗚呼、良かった」と、安心したのも束の間。
長女の号泣が園内に響き渡る。
どうやら、足だけはカバーしきれずに、太ももの裏側をなかなかアグレッシブに擦りむいてしまっていたのだ。
た、確かにコレは痛いーー…>_<…
大泣きし続ける長女。
なんとかなだめようとするかけつけた先生たちや、救護にあたってくれる先生たち。
おそらく心の中で爆笑しているパパたちと、一歩間違えば自分もああなっていただろうと戒めるパパたち。
そして、以後もリレーを続ける園児たちと先生たち。
当事者じゃなかったら、冷静に現場をレポートできたのであろうが、やってしまった当の本人なため、実際、その時、周囲がどんな感じだったかはよくわかってはいない。
けれども、相当にシュールな光景だったということだけは確かだろう。
その後……。
もちろん、リレーは最下位となってしまったわけで、周りの園児たちにも申し訳なかったが、まぁまだ競争意識が芽生えていない世代だけに、赤っ恥というよりは、皆、「○○ちゃん、大丈夫?」と駆け寄ってくれたりしたので、ひとまず安心はした。
ひとりの豪快な先生は、「いやぁ、これはイイ思い出になるんじゃないですか!」と爆笑して頂けたので、それもそれでわたくし的には救われた。
けれども、長女に負わせてしまった怪我と、楽しみにしていた父親参観の半分以上を泣いて過ごさせてしまったことについては、多大なる反省をしている次第でござる。
○っちよ、本当にごめんなさい!
しかしながら、コレが運動会とか、もっと規模の大きなイベントじゃなくてホントに良かった……。
パパたちだけならまだしも、ママさんズがズラリと見ている中であったらと思うと、ゾッとせずにはいられないほどの赤っ恥だろう。
冒頭に紹介したパパと娘のエピソードなんぞ、生ぬるい。
危うく娘にトラウマを植え付けてしまうところだったわけで……。
今日の教訓。
普段はダメでダラダラでも、シメるところはしっかりシメられる、かっこいいパパでいよう。
はい。
それではお約束ではあるかもしれないが、最後に元気良~くもう一度!
「いつ全力で走るの?」
ごめん!
い、今じゃなかったわー(>人<;)
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