- ただいま、めちゃめちゃ本を読んでいます。
過去に読んだ本も、薦められても読んだりもしてます。
友人に進められて、たった今、読み終わった本は
本当に、顔が歪むような本デス。
現代で、売られていく女たち。
それを買う巨万の富を持った
男たち。
もう、何が目的で、
売られるのか、買われるのか、
読まなくてもわかるんだもの。
「教育」を受け、高値で売られていく女たち。
なんというか、ツラい。
想像することもイヤ。
この本の中で、インドだかパキスタンで生まれた
全盲の美少女が出てきます。
彼女は、どこかで常に売られ、
マスターが飽きると、また売られということを
繰り返している。
光のない世界に慣れ、
色のない世界に慣れ、
奴隷として生きることに慣れている。
悲しいが、賢く、とてもたくましい美少女。
読み終わった時、彼女の強さに
ほんの少し救われる気がする。
何より腹立たしいと思ったのは、
親が娘を売るのはなんとなく理解できる。
でも、夫が妻を売るのはどうだろうか![]()
いや、親が娘を売るのだって、
本当はどうかと思うよ。
だけど、血のつながりというか、
元は親から作られたモノという
思いがどこかにある。
だけどさぁーーーー、
江戸時代じゃあるまいし、
なぜ、夫が妻を売るんだ?
他人だろ。
なんの権利があって?
離婚すればいいじゃないか!
元々紙切れ一枚の間柄だ。
それを、何の権利があって、
妻の代金を夫がもらえるのだ??
そこは大いに不満だった。
ただ、一気に読み進めることができるほど、
引き込まれますよ。
胸クソ悪いとは思いつつも、
かなりオススメの一冊。
