初夏の出雲路を歩く | 目黒から街歩き

目黒から街歩き

東京・目黒を起点に東京周辺や海外の街を歩いた記録です。

羽田発11:05のJAL1665便で出雲空港へ。東京は雨で、ずっと雲の上を飛ぶが、山陰地方に入ると雲が切れて地表が見えるようになる。境港、中海、松江市内の北側を通り、出雲市上空で旋回して出雲空港へ。宍道湖に突き出した滑走路には誘導路がなく、滑走路の末端で向きを変えて戻り、ターミナルに到着。ここから、出雲大社行のバスに乗車。
出雲大社は学生時代以来なので22年振り。そのときは「青春18きっぷ」を使い、廃止された国鉄大社線のディーゼルカーに乗って大社駅で下車した。駅からの道のりはほとんど覚えていないが、社殿が出雲造りという独特な建築様式は記憶に残っている。団体のお年寄りが多いが、縁結びの神様ということのためか、若い参拝客もちらほら。
一畑電車の出雲大社前駅は、こじんまりとしている。結構ユニークな建物。松江しんじ湖温泉駅まで790円。14:01発の電車に乗車。
電車は南海電車の払い下げのようである。大阪に住んでいたときに、この電車で高野山にいった記憶がある。社内は社会科見学?の小学生が賑やか。ずっと単線だが、途中から宍道湖の湖岸を走る。
終点の松江しんじ湖温泉駅はJRの駅と離れている。宍道湖温泉のそばにあり、駅前には足湯が楽しめるようになっている(写真左)。市役所や県庁も近く、その間を抜けて堀に囲まれた、小高い山の上にある松江城に向かう。
城内に入り、最初に松江郷土館へ。興雲閣という明治時代に作られた建物で、大正天皇も皇太子時代に宿泊したことがあるとのこと。内部は松江の歴史に関わる展示となっており興味深い。
明治維新直後の松江城天守閣の写真も展示されている。主を失った城の荒れ具合がわかる。一時は売却されそうになったが、地元の有志の働きで免れ、今日、姫路城に次ぐ規模の江戸時代からの天守閣として残ったそうである。
松江城天守閣の風景。1950年代に修復工事が行われ、以前の姿のまま残されている。痛みが激しい部分は交換されたそうだが、建築方法はそのまま受け継いでいるらしい。
天守閣の内部は、戦国時代に戦のために築かれた城であることがよくわかる。入口には銃眼があり、内部に入ろうとされたときに発砲できるようになっている。下層階は食料庫と井戸があり、篭城に備えることができるようになっている。
最上階からの眺めは、松江市内をはじめ宍道湖を見渡すことができ、とてもよい。天気がよければ伯耆大山も見えるらしい。
城の北側にある小泉八雲の旧宅には資料館が併設されている。なかなか見所が多い。
松江大橋南側の「おでん庄助」でおいしいおでん、トビウオ刺身、隠岐の地酒を楽しんだ後、JR松江駅まで歩く。18時半過ぎだが、歩行者はほとんどなく、商店もほとんど閉まっており活気がない。JR山陰線の電車に乗り、出雲市駅に20時過ぎに到着。駅前のツインリーブスホテル出雲に宿泊。居心地はよい。