夜行列車は未明に国境を越えたが、ロシアとベラルーシの間の国境の検問はない。ロシアとエストニアの国境では、真夜中にたたき起こされて、何度もチェックを受けたものだが、ベラルーシは旧ソ連時代と同様のようだ。ロシア国内に比べて、線路の基盤が改良されていないのか、揺れが大きくなる。
定刻6:40にミンスク駅到着。新しい大きな駅舎。
駅構内で両替(1ドル=2130BYR)を済ませ、荷物を預ける。駅前は広場というより大きな通りで、トラムは運休しているようだが、バスがひっきりなしにやってくる。地下鉄に乗車するが、キエフと同様にトークン(プラスチックのコイン)を窓口で購入し、自動改札に入れる。
ミンスクは戦争の被害が大きく、特に第二次世界大戦では全くの焼け野原になったらしい。その中で、トラエツカヤ旧市街区は戦前の町の様子を再現した地区。この一帯を除いては、ソビエト時代の都市計画によってつくられた建物が立ち並ぶ。
市街の中心部にある大祖国戦争史博物館。残念ながら、月曜日で休館。メインストリートを歩くと夜行列車の中で同室だったミンスク在住の女性が「クリーンな街」と言った通りの印象。歴史的な建造物が残っていないが、それだけ戦争の被害が大きかったという歴史を感じる。
今回の旅行でミンスクの通過ビザを取って旅程に入れたのは、「不思議の国ベラルーシ」(岩波書店)
を読んで興味を持ったことが一つの理由。この国はソビエトが崩壊した後も、そのときとほぼ同じ国旗、国章を使い、政府庁舎前にもレーニン像、メインストリートの一つも「レーニン通り」である。
しかし、当然変化は起きているわけで、ビルニュス行バスの始発ターミナルがある住宅街には大型スーパーもでき、新しいマンションの建設もすすんでいる。
スーパーの中では、体長60cm以上の生きたチョウザメが売られていた。どのように料理するのだろう?
こちらのカフェテリアで昼食を取り、12:30発のTOKS社
のバスでビルニュスへ。28570BYR。駅前のバスターミナルでチケットを購入できず、このターミナル発であることがやっとわかってやってきたが、結局、駅前のターミナルも経由して、ハイウェイをほぼまっすぐ走る。
バスは窓が開かないのにエアコンがほとんど作動しておらず、サウナ状態。途中、国境の手前の町で休憩を取ったときにソフトクリームを購入。アイスの包みの向こうは警察?なのか、レーニン像がここにもある。(ベラルーシ語のキリル文字が読めず、どこかよくわからない)
15:30頃に国境に差し掛かる。警備兵がバスに乗り込んで来た後、検問所で全員降りてパスポートコントロールを通る。このとき、ロシアのEDカードの残りが必要。ベラルーシ側のチェックが終えると、今度はリトアニアの検問所で荷物のチェックとパスポートチェックが行われる。国境にフェンスは張られているが、かつてのような緊張感はないようである。
定刻の16:45にやや遅れたが、ビルニュスのバスターミナルに到着。すぐそばにビルニュス駅があるが、日本の地方都市くらいの大きくない駅前広場だが、人通りは多い。駅前の銀行で両替(1Ltl=\46.5)。(写真は駅舎)
ここから、トロリーバス(1回1.1Ltl)で予約していた,ECOTEL VILNIUS に向かう。機能的なホテルで団体客も入っているようだ。
部屋に荷物を降ろして、丘の上にあるゲディミノス城跡へ。ここからは、旧市街が一望できる。教会が多い街。
旧市街は迷路のように道が曲がっている。ヨーロッパからの観光客が多い。21時を過ぎると日没となるが、人通りは途絶えない。