2024年7月4日、静岡地裁は牧之原市通園バス置き
去り死亡事件で、業務上過失致死罪に問われていた
増田立義被告(74才)に禁錮1年4カ月の実刑判決
を言い渡しました。増田被告は、認定こども園「川
崎幼稚園」の元園長=前理事長で、事件当日、当該
通園バスの運転手をしていました。
2021年7月29日に福岡県中間市の双葉保育園通園
バス置き去り事件を受けて、川崎幼稚園では下記の
ことを決めていました。
(1) 乗降車時の人数の確認
(2) 複数人での車内点検
(3) 最終的な出欠情報の確認
(4) 登園するはずの園児がいない場合の保護者への
連絡
しかし、複数人どころか、運転手の園長自身が通園
バスに施錠する前の車内点検をしなかった。
上記の4項目がマニュアルに書いてあるが、実行し
ないので、まったく無意味でした。
同乗していた西原亜子(元クラス担任、48才)は、
禁錮1年執行猶予3年の判決を受けました。
◼️事件の経緯
2022年9月5日14時10分ごろ、認定こども園「川
崎幼稚園」に駐車していた通園バス内で、河本千奈
ちゃん(当時3才)が死亡しているのが発見されま
した。発見時、車内は40℃を超えており、死因は熱
中症か脱水症あるいは両方と見られた。
床には千奈ちゃんのからの水筒が転がっていた。千
奈ちゃんは後ろ座席から前部のドア近くに来たが、
外から施錠されていた。
9月8日 増田園長兼理事長の辞任
◼️川崎幼稚園廃園を反故
◼️牧之原市の事故検証委員会