横浜鶴見女子大学生刺殺事件


2023年6月29日10時15分ごろ、横浜市鶴見区東寺

尾中台のマンション敷地内駐車場で、同マンション

に住む大学1年生冨永紗菜さん(18才)が、包丁で

首や胸を刺されて死亡しました。

鶴見署に伊藤龍稀(はるき、22 才)が出頭し、「彼

女を刺し殺した」と言ったので、即時、殺人容疑で、

逮捕されました。

同年7月20日、横浜地検は、伊藤龍稀を殺人罪など

で起訴しました。


2024年6月10日 横浜地裁で初公判

この裁判は、裁判員裁判です。

伊藤龍稀被告は、起訴内容を認めました。

殺害動機は、冨永紗菜さんに繰り返し復縁を迫った

が、断られたためでした。


6月17日 論告求刑と最終弁論

検察側は身勝手で残忍な犯行として、懲役20年を求

刑しました。

弁護側は自ら警察に出頭したことなどから懲役15年

が相当と述べました。

以上で、結審しました。


6月21日 判決公判

横浜地裁は、伊藤龍稀被告(23才)に懲役18年を

言い渡しました。

起訴内容は争いようが無く、量刑だけを決める形

になりましたね。検察側の20年と弁護側の15年

の間を取った形になりました。




◼️事件までの経緯

被害者は、2023年4月に大学生になっています。

2021年10月は高校2年生、2022年6月と12月は

高校 3年生です。


伊藤被告を批判した投稿には「彼女を二度妊娠させ

て堕ろさせたクズ野郎」というのもありました。た

だし、真偽は不明です。


伊藤被告は、高校中退です。


知り合ったキッカケは、飲食店のアルバイトでした。

スポーツ万能のカッコ良さに惹かれて、交際を始め

たようです。


粘着質の独占欲や暴力などで、被害者は別れたいと

思うようになりました。


冨永さんは横浜市立小学校を卒業し、中高一貫校の

横浜創英中学・高校に進学しました。偏差値50程度

の学校です。

神奈川大学(創英卒業生の最も多い進学先)に入学

したようです。

高2、3年で、バイトし、受験勉強しなくても入れ

るFランク(Boarder Free)の大学です。


伊藤被告は、職業を転々とし、「パチンコ狂いの

ヒモ男」という評価もあります。


また、友人から借りたカネで被害者にネックレス

をプレゼントする見栄張りでした。借りたカネは

返してないようです。


また、凶器の包丁は、万引きしたものでした。


下の表に書いてありませんが、事件前夜(6月28

日の夜)、伊藤被告が紗菜さんのバイト先の飲食

店に来て、口論になっていました。