11月16日、福岡高裁において、控訴審(二審)の初公判がありました。

検察側は、控訴棄却を求めました。

弁護側は「犯行当時、被告は心神耗弱状態のため、完全責任能力はなく、一審判決には事実誤認があった」と主張しました。

そして、即日結審しました。


12月14日に控訴審判決が予定されてます。


◼️事件の概要

2022年1月1日、理学療法士だった古市章人(当時33才)は、鹿児島市内の自宅において、妻の真穂

さん(当時28才)と長女の明里ちゃん(生後11カ

月)を包丁で刺して殺害し、自殺を図ったが発見され、逮捕されました。

鹿児島地検は、鑑定留置の結果から刑事責任能力を

問えると判断し、同年6月28日、殺人罪で古市章人

を起訴しました。


裁判員裁判になるので、公判前整理手続きが行われたと思います。


2023年5月18日、鹿児島地裁で初公判(裁判員裁判)が開廷されました。

古市被告は、起訴内容を認めました。

弁護側は「犯行当時、被告は心神耗弱状態にあった」と主張しました。


5月19日に被告人質問がありました。

また、精神科医などの証人尋問もあったと思います。


5月24日、検察側は「刑事責任能力があった」として、懲役20年を求刑しました。

弁護側は「心神耗弱状態だった」として、懲役3年執行猶予5年の判決を求めました。

懲役3年執行猶予5年は、市川猿之助に対する東京地裁の判決と同じです。


5月29日、鹿児島地裁は懲役18年の判決を言い渡しました。


被告側は、控訴しました。