揚陸艦艇は、敵地を攻略し、占領するための兵員、戦車やトラック、兵器や弾薬、食糧その他を運ぶ艦艇です。
揚陸艦艇は、二つに分けられます。
1 敵地の海岸に直接上陸する小型艦艇
2 小型艦艇及びそれに載せる兵員その他を 敵地の沖合まで運ぶ母艦(母船)
表1
表1は、敵地の海岸に着岸し、兵員、戦車、トラック、兵器、弾薬、食糧などを運ぶ揚陸艦艇です。米軍の大型戦車揚陸艦を除いて、千トン未満の艦艇です。
日本軍合計には、開戦前に建造されたものが含まれます。
米軍合計は開戦後の建造だけですが、日本の5倍以上です。
表2 小型艦艇の母艦・母船
日本軍合計は54隻で、5千トン以上は10隻にすぎません。
米軍合計は638隻で、日本の10倍以上です。
しかも5千トン以上が472隻もあります。
戦艦、航空母艦、巡洋艦、駆逐艦、潜水艦だけでなく、揚陸艦艇にも大きな国力の差がありました。