初恋 その3 北海道大学


東大紛争で入試が中止になり、地元の北大に入学した。しかし、入学後3週間で今度は北大紛争の為、教養部棟がバリケード封鎖されて授業が行われなかった。

航空宇宙工学に代わるモノはすぐに決まらなかった。

この三重苦(トリレンマ)で、荒れた生活が続いた。

彼女が「高校生の頃に戻って」と言った。

彼女が心配していることは分かったし、このままではいけないと思いながらも立ち直れなかった。

7月末に京都旅行から帰ってから、彼女が「得意なこと、好きなことをやるのが一番いいんじゃない」と言った。

北大理類の進学振り分けは、東大理科一類と理科二類を合わせた学部・学科の構成になっていた。

得意な数学、好きな日本史と地理を生かせる分野として、建築学と都市工学があった。

北大で建築学を学び、東大大学院で都市工学を専攻することに決めた。

1年生の9月から勉強を始めた。


4年生の9月上旬の東大大学院修士課程入試に合格したが、3年間の彼女のメンタル面のサポートは大きかったと思う。



大坂谷吉行著「東大入試中止1969  ある受験生カップルの軌跡」

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第3章    北海道大学(北大建築)

    三重苦(トリレンマ)  p.203

    初体験  p.208

    花岡涼子先輩  p.214

    都市工学に決定  p.219

    真希子の決断  p.226

    北大ゴルフ部  p.236

    真希子の北大合格  p.247

    建築研修旅行  p.262

    東大大学院受験  p.277

    北大建築卒業  p.293


2019120日付け朝日新聞「天声人語」で

自費出版が紹介されました。


難関大学志望者及び両親は必読‼️