石油大手コスモ、子会社でガソリンや軽油検査不正 5カ所で長年継続
7/13(水) 20:00配信 この記事についてツイート この記事についてシェア 朝日新聞デジタル 検査で不正があったコスモ石油の堺製油所=堺市
石油元売り大手のコスモエネルギーホールディングスは13日、傘下の子会社3社において出荷前のガソリンや軽油の検査を一部していなかったと発表した。
品質に問題はないとしている。
出光興産の子会社で5月に同様の不正があったことを受けて、社内調査をしたところ判明した。
不正があったのはガソリンや軽油、重油などの石油製品。
香川県の坂出物流基地や愛媛県の松山工場、千葉製油所や大阪工場、堺製油所の5カ所から出荷したものだ。2021年度の出荷量全体の8.9%にあたる。
大気汚染の恐れがある硫黄成分についての検査などで、法令やJIS規格、取引先との取り決めの基準を守っていなかった。
千葉製油所では1995年から不正な検査が続いていたという。ほかでも長年続いており、会社側は「再発防止を徹底する」としている。（宮川純一） 朝日新聞社
++++++コスモ、石油製品１８品目で不適正検査…３０年近く続いた不正も7/13(水) 18:33配信 この記事についてツイート この記事についてシェア読売新聞オンライン 石油元売り大手のコスモエネルギーホールディングス（ＨＤ）は１３日、ガソリンや軽油など、石油製品１８品目で、製品検査を適正に実施していなかったと発表した。１９９５年から３０年近く不正が続いていた製品もあるという。 不正が見つかったのは千葉製油所（千葉県）、堺製油所（堺市）、坂出物流基地（香川県）、松山工場（松山市）、大阪工場（大阪市）の５か所。「揮発油等の品質の確保等に関する法律」（品確法）や、顧客との取り決めに基づく検査を一部行っていなかった。 出光興産で５月に、同じような不正が発覚したことを受け、社内調査を行っていた。コスモエネルギーＨＤは「出荷した製品は調査の結果、品質上問題がないことを確認している」としている。