大阪府警捜査4課の男性警部(48)が警察手帳を紛失していたことが、府警への取材でわかった。大阪府吹田市で16日に発生した警察官襲撃事件の捜査で手帳を携帯していた。府警は「現段階で悪用されたとの情報はない」としている。
府警によると、警部は16日、警察官襲撃事件の発生を受け、堺署に保管していた警察手帳を持って捜査に急行。手帳はひもでベルトと結び、ズボンのポケットに入れていた。21日になって、署の保管庫の中に手帳がないことに気づいたという。
警部は「捜査を終えて収納したかどうか記憶があいまい」と話しており、紛失した場所は分かっていない。府警監察室は手帳が見つかった場合でも何らかの処分をする方針。