茨木市 前市長の親族・税金滞納問題 「関係者とは・・」
親族が1000万円もの税金を滞納してた、大阪府茨木市の前市長。
この問題をきっかけに「関係者によって税金の差し押さえが止められた」という疑惑が浮上。
その追及の場が30日、議会に設けられることになりました。
【茨木市議】
「疑惑に対する真相究明を行い、市民に説明責任を果たす」
茨木市議会で議論された「疑惑の真相究明」。
そのきっかけとなったのは、木本保平前市長の甥による税金の滞納です。
木本前市長は、市内に住む前市長の甥が市税およそ1000万円を滞納していることを知りながら、資産差し押さえの指示をしていませんでした。
その後、市が監査をしたところ、前市長の甥を含む12人が税金あわせておよそ2億6500万円を滞納していたことが判明。
そしてこの監査では、ある疑惑も指摘されました。
「関係者の関与などにより、差し押さえなどが保留されたのではないかと思われる事例が見受けられた」
差し押さえを止められる関係者とは誰なのか。
議会は詳しい説明を市に求めましたが、市は守秘義務を理由に応じていません。
このため茨木市議会は30日、ウソの証言をすると禁錮などの罰則が科される強い調査権限を持つ百条委員会の設置を決めました。
議会は今後、どの関係者に出頭を求めるかなど検討します。