最近、がんばっている警察官と、そうでないケースも・・悲しい事件・・。
こんな事件がおきれば・・・警察になんか信用できないなんてことも・・・
以下産経新聞より引用
奈良県天川村発注の公共工事をめぐる汚職事件にからみ、同県警組織犯罪対策１課の警部補（５３）が当時の村長、車谷重高被告（５１）＝加重収賄罪などで起訴＝側に捜査情報を漏らしていた疑いが強まったとして、県警が２４日、地方公務員法（守秘義務）違反容疑で、警部補から事情聴取を始めたことが捜査関係者の話でわかった。
車谷被告は昨年１２月６日、同村発注の簡易水道工事にからみ、便宜を図った見返りに、業者から現金八百数十万円を受け取ったとして、県警に収賄容疑で逮捕された。
（2009年2月24日 15:49
警察官自らが捜査情報を漏らしていた疑いが強まった。地方公務員法（守秘義務）違反容疑で２４日、警部の石山智（５１）と警部補の大澤成光（５３）の両容疑者を逮捕した奈良県警。身内が捜査対象者と通じていたという不祥事は、内部に衝撃を与え、幹部らは苦渋の表情を浮かべた。しかし県警は正式会見の形はとらず、明確な謝罪もなし。「事実関係を調査し、厳正に対処したい」とするのがやっとだった。
県警は同日午後１１時すぎ、本部で、岡嶋名良文首席監察官と太田彰監察課長が石山容疑者ら２人の逮捕を発表した。
しかし、「謝罪会見ではなく、あくまで逮捕の発表」という理由から、報道陣による写真撮影は許可せず。「警察の捜査に対する県民の信頼を失墜させたことは誠に遺憾」とする岡嶋監察官らのコメント文を事前に配布し、発表では淡々と逮捕事実について述べるにとどまった。
報道陣からは、逮捕された２容疑者と天川村の前村長、車谷重高被告（５１）との関係や情報を漏らした方法、何らかの見返りを受けていないかどうかなどについて質問が殺到。しかし歯切れは悪く、「捜査中なので今は言えない」と繰り返すばかりだった。
情報漏洩（ろうえい）の疑惑が持たれているのは、前村長が関与した汚職事件。証拠類が少ない汚職事件では、捜査情報の秘匿が特に求められるだけに、２人を知るある捜査関係者は「本当に驚いた。勤務態度はいたってまじめだったのに…」と肩を落としていた。
県警では、最近も情報漏洩事件が起きていた。
平成１９年１１月、男性巡査が同年夏ごろから、インターネットの会員制サイト「ｍｉｘｉ（ミクシィ）」に、実際に起きた交通事故や暴走族の検挙についての勤務内容を書き込んでいたことが発覚。「明日は某所の特別捜査本部が暴走族に対し逮捕令状が出たとのことで一斉検挙に着手する」といった記述で、男性巡査は注意処分を受けた。
一方、今月２２日に出直し村長選を終えたばかりの天川村の水口九郎・村議会議長は「再び天川村の名前が取りざたされて、村民は『またか』というショックを受けるだろう」と困惑した様子だった。
（2009年2月25日 08:31）
奈良県天川村発注の公共工事をめぐる汚職事件にからみ、前村長、車谷重高被告（５１）＝加重収賄罪などで起訴＝側に、事情聴取予定日などの捜査情報を漏らしていたとして、同県警監察課などは２４日、地方公務員法（守秘義務）違反容疑で、県警捜査２課の警部、石山智（５１）＝同県田原本町＝と組織犯罪対策１課の警部補、大澤成光（５３）＝同県橿原市＝の両容疑者を逮捕した。
同課によると、大澤容疑者は「警察情報の一部を教えたが事情聴取の月日などを具体的に教えた覚えはない」と容疑を一部否認し、石山容疑者は「事実無根で誤認逮捕」と否認しているという。
同課の調べでは、石山、大澤両容疑者は共謀。昨年１１月１５日ごろ、捜査２課が内偵中だった天川村発注の公共工事をめぐる汚職事件で、車谷被告らが捜査対象とされ、同月２９日に車谷被告の事情聴取が実施される予定であることを車谷被告側に教えるなどした疑いが持たれている。ただ、捜査側の事情で２９日には聴取は行われなかったという。
監察課は、大澤容疑者が、汚職事件の捜査にかかわっていた捜査２課特捜２係にいた石山容疑者に捜査情報を尋ね、以前から知り合いだった車谷被告に伝えたとみている。２容疑者は警察学校の同期。２４日付で刑事部付とされた。
車谷被告が「大澤容疑者から捜査情報を得た」と供述し、発覚した。
車谷被告は、同村発注の簡易水道工事をめぐる２件の汚職事件と不正入札事件で昨年１２月６日以降、３回にわたって逮捕され、加重収賄や官製談合防止法違反などの罪で起訴された。起訴状によると、工事の落札に便宜を図った見返りに、業者側から現金計約１０００万円を受け取ったとされる。
（2009年2月25日 08:37）
奈良県警の捜査情報漏洩（ろうえい）事件で、元組織犯罪対策１課の警部補、大澤成光容疑者（５３）＝地方公務員法（守秘義務）違反容疑で逮捕＝から同県天川村の前村長、車谷重高被告（５１）＝加重収賄罪などで起訴＝の携帯電話に連絡した際の着信履歴が確認されていたことが２５日、捜査関係者の話で分かった。
県警は、大澤容疑者が積極的に車谷被告に接触を図っていた証拠とみて、情報漏洩の背景にある２人の関係について調べを進める。
県警のこれまでの調べでは、大澤容疑者は元県警捜査２課の警部、石山智容疑者（５１）と共謀。昨年１１月１５日ごろ、天川村発注の公共工事をめぐる汚職事件で、２課が車谷被告を事情聴取する予定日などを同被告に教えるなどした疑いが持たれている。
捜査関係者によると、この前後に、大澤容疑者から車谷被告に連絡をとった際の履歴が同被告の携帯電話から確認されたという。県警はこのほか、大澤容疑者と車谷被告がこの時期に直接会っていたとの情報も得ており、大澤容疑者が捜査情報を伝えた方法について調べを進めている。
県警によると、大澤容疑者と車谷被告は以前からの知り合い。大澤容疑者が同汚職事件の捜査にかかわっていた捜査２課特捜２係にいた石山容疑者に捜査情報を尋ね、車谷被告に伝えたとみられている。
県警は２５日午後、大澤、石山両容疑者を送検する。
（2009年2月25日 14:15）
奈良県警の警察官による情報漏洩（ろうえい）事件で逮捕された元捜査２課警部、石山智容疑者（５１）は、同県天川村の一連の事件で同村役場を家宅捜索するなど捜査に直接関与していた。前村長だけではなく捜査担当者にまで事件が拡大したことで、舞台となった同村には２５日、動揺が広がった。
捜査関係者によると、地方公務員法（守秘義務）違反容疑で逮捕された２人の警察官のうち石山容疑者は、前村長の車谷重高被告（５１）＝加重収賄罪などで起訴＝の汚職事件を捜査していた捜査２課に平成１８年３月から所属し、特捜担当。寡黙だが仕事熱心で、「２課のエース格」だったという。昨年１２月７日に同課が実施した村役場の捜索では先頭に立ち、後輩に指示しながら資料などを押収した。
石山容疑者は逮捕された２４日付で刑事部付とされたが、かつて在籍した捜査２課では、逮捕から一夜明けた２５日も課員らの表情は硬く、幹部は「何も話せない」の一点張りだった。
一方、今月２２日に出直し村長選を終えたばかりで、信頼回復を目指していた同村の関係者や村民からは「イメージダウンもはなはだしい」などと怒りの声が上がった。
テレビのニュースで逮捕を知ったという無職の男性（６４）は「警察がこのようなことをするなんて信じられない。一体いいつまで続くのか、もううんざりだ」と話した。
就任したばかりの柿坂弥寿麿（やすまろ）村長は「ようやく捜査も終結し、新しい村の体制ができたところ。再スタートを切ろうとしているさなかに捜査にかかわった警察関係者が逮捕され、再び天川村の名前が取り上げられてしまったことは非常に残念だ」とコメントした。
（2009年2月25日 14:27）
以下朝日新聞より引用
捜査情報漏らした疑い、奈良県警が警官を聴取
2009年2月24日
奈良県天川村発注の簡易水道施設工事をめぐる汚職事件で、奈良県警組織犯罪対策１課の警部補（５３）と捜査２課の警部（５１）が、加重収賄罪などで逮捕、起訴された前村長の車谷重高被告（５１）に、事前に捜査情報を漏らしていた疑いがあることがわかった。県警は２４日朝から、２人を地方公務員法（守秘義務）違反の疑いで事情聴取しており、容疑が固まり次第逮捕する方針。
捜査関係者によると、車谷被告が「警部補から逮捕前、捜査情報を教えてもらっていた」と供述したという。携帯電話の着信履歴などから、車谷被告と警部補が連絡を取り合っていたことも確認されたという。警部補は汚職事件を担当しておらず、捜査２課の警部から情報を聞いていたとみられる。車谷被告と警部補は共通の知人を通じて知り合ったらしい。
車谷被告は村長だった昨年１２月、入札で受注業者に便宜を図った見返りに現金８７５万円を受け取ったとして、県警に収賄容疑で逮捕され、奈良地検が加重収賄罪で起訴した。その後、別の工事の入札をめぐっても業者から現金２００万円を受け取ったなどとして２度にわたって再逮捕され、今月１８日までに追起訴された。村長は１月に辞職した。
奈良県警警部ら警官２人逮捕 捜査情報を漏らした疑い
2009年2月25日
奈良県天川村の簡易水道施設工事をめぐる汚職事件に絡む捜査情報の漏洩（ろうえい）疑惑で、奈良県警は２４日夜、県警組織犯罪対策１課警部補の大沢成光（しげあき）容疑者（５３）＝同県橿原市出合町＝と、捜査２課警部の石山智容疑者（５１）＝同県田原本町阪手＝が、前村長の車谷重高被告（５１）＝加重収賄罪などで起訴＝側に捜査情報を漏らしていたとして、地方公務員法（守秘義務）違反の疑いで逮捕したと発表した。県警は朝から、任意で２人から事情を聴いていた。
県警監察課によると、２人は昨年１１月１５日ごろ、当時村長だった車谷被告側に、捜査２課が汚職事件を内偵していることや、同被告の事情聴取の予定日などを教えた疑いが持たれている。大沢容疑者は「一部教えた」と容疑をおおむね認め、石山容疑者は「事実無根。誤認逮捕だ」と否認しているという。県警は２人が見返りに便宜を受けていなかったかも調べる方針。
捜査関係者によると、車谷被告が「警部補から逮捕前、捜査情報を教えてもらっていた」と供述し、携帯電話の着信履歴などから、車谷被告側と大沢容疑者が連絡を取り合っていたことも確認されたという。２人は共通の知人を通じて知り合ったらしい。大沢、石山両容疑者は１９７６年に県警に採用された同期。日ごろから仲が良かったという。
車谷被告は昨年１２月、入札で受注業者に便宜を図った見返りに現金８７５万円を受け取ったとして、県警に収賄容疑で逮捕され、奈良地検が加重収賄罪で起訴した。その後、別の工事の入札をめぐっても業者から現金２００万円を受け取ったなどとして２度にわたって再逮捕され、今月１８日までに追起訴された。村長は１月に辞職した。
建設会社長が仲介役か 奈良県警・捜査情報漏洩容疑事件 （1/2ページ）
2009年2月25日
奈良県天川村の公共工事をめぐる汚職事件に絡み県警の捜査情報が漏洩（ろうえい）していたとされる事件で、地方公務員法（守秘義務）違反容疑で逮捕された県警捜査員２人側の情報を、前村長の車谷重高被告（５１）＝加重収賄罪などで起訴＝に伝える仲介役を、車谷被告の知人で同村内の建設会社社長が務めていたことが、県警への取材でわかった。県警はこの社長からも任意で事情を聴いている。
逮捕された警部補の大沢成光（しげあき）容疑者（５３）＝２４日付で刑事部付に異動＝は、組織犯罪対策１課に所属し銃器捜査担当の係長だった。警部の石山智容疑者（５１）＝同＝は贈収賄や談合事件などを捜査する捜査２課の特捜班長だった。石山容疑者は車谷被告の事件は直接担当していなかったが、捜査本部が置かれた中吉野署に出入りし、捜査情報に触れる立場にあったという。
捜査関係者によると、社長は車谷被告と親しく村政などについて助言する“ブレーン”的な存在だったとされる。一方、大沢容疑者とは昔からの友人だったという。
大沢容疑者は昨年１０月ごろ、捜査２課が車谷被告らの汚職事件の内偵捜査を始めたことを知り、県警の同期で仲が良かった石山容疑者に連絡し、捜査の進展を尋ねていたとされる。石山容疑者は課内の捜査会議などで捜査方針を知ると、携帯電話で大沢容疑者に返答。大沢容疑者はこの情報をすぐに社長に携帯電話で伝えていたという。県警が大沢、石山両容疑者と社長のそれぞれの携帯電話の履歴を調べたところ、近接する時間に「石山―大沢―社長」の順に通話記録が残っていたこともあったという。
建設会社の従業員は２５日午前、朝日新聞の取材に対し「社長は不在。個人的な付き合いについてはわからず、答えられない」と話した。
県警は大沢容疑者が石山容疑者に捜査状況を聞くきっかけとして社長ら車谷被告側からの働きかけがあった可能性があるとみて、経緯について詳しく調べている。 県警は２５日午後、両容疑者を地方公務員法（守秘義務）違反容疑で奈良地検に送検する
以上引用
思わぬ展開になってきたこの事件・・・。
いろんな人脈が交差する中で・・・ひとつのファミリーみたいなものができていたんだろうか・・??
しかしながら、このような事件では、たいてい情報が漏れていたり、警察の関与というものがあるということなんだろうか・・・。
枚方の焼却場贈収賄事件も、確か、警察が口利きを演じていたように思うのだが・・。
意外と、警察ってダーティーな面があるんだとびっくりしてしまう。
けど・・。まじめに捜査している警察官もいるのは事実だろう・・。
だから、この事件が明るみに出たということなんだろう・・。
しかしねぇ・・・・。
そう考えれば、なんとなく・・・・
思い当たることもなきにしもあらず・・
さてさて・・。あなたの街にもこんな警察官・・・いるのかもね・・・。
どうなんだろうか・・・ちょっと不安・・・。
けど・・こんなことが行われていれば・・・警察に情報流したり、裁判での証言とかあったら、誰も協力しないよね・・。
ちょ悲しい・・・。