東京は僕を裏切らない
同じ場所を、15年ぶりに歩いた。
まだ、残暑らしき熱気の残る東京の午後。昔のように、東京で働くサラリーマンのような顔をして、打合せから会社にもどるようなフリをしてみた。
15年前なら、何を思っただろう?
ちょっとカフェに寄って、コーヒー飲みながら、さっきのミーティングの整理でもするか!みたいな感じかな?…呑気なもんだわ。
途中、紀尾井町に立ち寄り、懐かしい風景を一目見ようと、少しだけ遠回りをしてみた。だけどそこは、開発が進んで、自分の知っている風景ではなかった。ま、それもよし!
短い時間の滞在だったけど、東京はまた、僕を裏切らなかった。ここは、国民が暮らす街ではなく、消費者が要望を満たす街である。
社会性よりも、マーケットが優先する世界なのだ。ちょっと極論かもしれないけどね。
今日も、世間よ、ありがとう。