過去の点と点がつながる

<マンダリン・オリエンタル東京にて>
最近、スティーブ・ジョブズさんが残した言葉を思い出します。
ー「未来でつながる点と点を先回りして読むことはできない、私たちは過去を振り返ったとき、はじめて点と点のつながりに気づく」
これは、スタンフォード大学の卒業式で語った彼のスピーチの一部です。大学でカリグラフィのクラス(点)を受けていなかったら、Macの発明(点)はなかった、というエピソードです。
これに加えて、認知科学者の苫米地英人さんの著書に書いてあった「時間は過去から未来ではなく、未来から過去へ流れる」という仮説を思い出します。
脳みそのCPUが、倍の周波数だったらスッキリと理解できるかもしれませんが、3次元しか認知できない人間の脳みそは、この仮説は実感できません!(´Д`;)
ところが、スティーブ・ジョブズさんのスピーチがそのヒントをくれました。
つまり、現在において必要な点(体験)は、過去に遡って作られている。この「遡る」という行動はタイムマシンでもなければ無理だと思うのですが、過去は現在の後から起こる世界なので、当然可能ということなのかもしれません( ̄□ ̄;)!!
もっと言うと、未来が先にあって、過去は未来に必要な体験を後付けで行なっている、という見方ができます。じゃぁ、未来は生まれた瞬間から決まっているんかい!と、人生が急につまらないものに感じるかもしれません。
でも、僕は違う仮説を考えてみました。未来は無限の選択肢があって、その人が選択するであろうバリエーションに対応できる体験をしている。だから、スティーブ・ジョブズさんも、もし違う人生を歩んでいて、Macを発明していなかったとしても、異なる点と点の結びつきを実感できる別の体験もしている、ということです。
そして、このブロブを書きながら整理できました。
人は生まれながら、未来の幅を持っている、その幅とは経済や人間関係の豊かさとか、そういったものではなく「生きるカテゴリー」です。そのカテゴリーとは何かに気づくたとき、意味のある人生を送ることができるんだと思うんです。
結局、過去に自分で書いたブログの内容に似てしまいます。( ̄ー ̄;
最後にとっておきの秘密を教えます。
未来の自分を変えるのは自分の潜在意識です。潜在意識には未来も過去もありません。すべての時間を串刺しして存在しているものだと思います。過去に縛られる自分という存在は理解できると思いますが、未来に縛られる自分は想像できませんよね。でも、両方ともまったく同じ原理なんだと思うんです。
未来と、現在と、過去は、同時に変わっています。
だから、潜在意識は、現在の自分が本当に正しいと思うこと、好きなこと、大事だと思うこと、気持ち良いこと、をやるようにサポートしてくれる存在です。
自覚がないのに、ストレスがたまって障害が出てきたという場合は、潜在意識と共鳴していない状態なんだと思います。僕にも経験があります。
潜在意識は教えてくれます。
この目の前の人と一緒に居なさい、この人を愛しなさい、大事にしなさい、あなたに必要な人です。そして、この人もあなたを必要としています。そして感謝しなさい。二人は、もともと1つの存在でした…と。
妻よ、ありがとう。