今朝のバス停…。咳き込みながら、苦しそうにしてる青年…。
落ち着かない様子で鞄を開けたり閉めたり…何度も繰り返してました。
最初は、ICカードでも探しているのかな…?と思っていましたが、もう一度激しく咳き込んだ彼を思わず見てしまった時に、彼がなぜ落ち着かないのか…その理由が分かりました…。
彼がカバンから取り出した封筒…彼は、大学の入試に向かう為にバスを待っていたのです…。
体調崩してしまったのでしょうか…。見ないフリをしなくちゃいけないと思いつつ、やっぱり、放っておけなくて、バックに入れていた10粒タイプののど飴があったので、もし、良かったら舐めて下さいと渡しました…。
彼は、頭を下げて、「ありがとうございます」って…。少しすると、その彼が、「あの、これ、今食べてもいいですか?」と聞かれたので、「どうぞ召し上がって下さい」と私…。
彼は、一粒口に入れると、笑顔でまた、頭を下げてくれました。
一緒に渡したカイロは、バックに入れるのではなく、受験票が入っている封筒に…。
それをカバンにしまうと、彼は、そのあと、カバンを開けることはありませんでした。開けないかわりに、そっとさすっている姿が印象的でした。
駅の手前のバス停で降りた私…。その私に向かってバスの中からもう一度会釈をしてくれた青年…。
「ありがとう」の一言…この言葉は、やっぱり嬉しいですね…。
試験…無事に終わったかな…。
どうか、自身の持つ力を発揮出来ていますように…。