「何故世界と自分は隔てられてるのか」という、強烈な飢餓感に近い違和感を持って10年生きてきた。
世界と隔たりがなければ、こんなに身を削られるような淋しさに常時にさらされることもなく、満たされて生きることができるはずなのに、
この皮膚という妬ましい境界があることで、私は個を保たねばならない。
個であるということは、
体の細胞を保つ新陳代謝を行うためにその糧を摂取し続けないといけないし、回復のための睡眠や清潔にするための入浴が必要で、そのためには住む場所も必要で、それら諸々を保つためにはお金が現状の世界であれば必要だ。
社会の中にも個であれば身を置かなくてはならなくて、そこで生じる諸々も私には難しかった。
元々「当たり前」が良く分からないし、さじ加減を測ることも苦手でずっと生きてきて、もしかしたら何かしらの学習障害に当てはめられるのかもしれない、そういった変種の人間の戸惑いの文章だと思ってもらえると理解しやすいのかもしれない。
パッと見は人当たりも良く、風変わりの少しエキセントリックなところもあるけど、良く笑う人間なんじゃないかと思う。
でも自分の感覚が他者と大きくずれてることで、苦労は少しは多めな人生だったんだろうと思う。
当たり前と飲み込めずに上手く適応出来なくて弾かれることも多かったとはずだし。
ただそれは、こういう違和感をもつ人間として仕方ないことだったんだろうなぁと、今なら苦笑できる程度には受け入れられるようにはなっている、強烈な違和感ごと苦笑する程度に。
