今年から、パチっと「映画モード」に切り替わった。

マニアック作品が大半を占めるので、当ブログで扱う作品はあまり無いのだけど。

アマプラもあるが、殆どをTSUTAYAディスカスが占める。

即ち、配信でなくDVD旧作が大部分。

旧作と言っても、今のところ、21世紀に入ってからの作品しかほぼ観てないのだが。

別にDVDに拘りたい訳では全く無いのだが、配信のカバー範囲は想像以上に狭いことを思い知らされたのである。


「つーか、こんなに無限に面白い作品があったの?」

というほど、未開拓の曠野が開けているのだ。

まあ学生時代以降映画を観てこなかったから当然なのだが。

昔と違うのは、「自分がどんな作品を観たいか?」の選択基準が明確なこと。

検索の際に、「無駄筋」が非常に少ない。

だからガンガン面白い(面白そうな)作品に行き会えるし、ハズレもまずない。


ネットで今ほど無限に映画レビューがなかった時代、「観るべきタイトル」の参考にするために、図書館で映画人の書いた「オススメ映画集」的な本を何冊か借りたことがあった。

その頃は「どうやったらこんなに映画を観れんだ?この人たちはどうやってこの作品たちのことを知ったんだ?」と不思議で仕方なかった。

(もっとも、それらは「観るべき作品」としてはさほど参考にならず、「映画の基礎知識」を多少得るのに役立った程度だが)

まあそれら著者の当時は、配信どころかレンタル環境も不十分な時代で、映画館に通い詰めるしか方法がなかったかもしれないが。

だが要は、自分にとっても、本や舞台にハマるパターンと同じだ。

「面白い作品に出会い続けること」。

すると自然に中毒化、少なくとも習慣化していく。

自分の場合根気がないので「1単位30分」と決めているが、それでも最低月10本前後は見られる計算になる。


少々腹立たしいのは、世間の映画上映・情報環境だ。

「世の中には何でこんなつまんない映画しかないんだ?面白い作品はないのか?」と、「良い作品」が隠されていて見えなくなっている。

まあ自分が「真剣に求める・探す」状況・心境でもなかった、に尽きるのだけど。

別に好きこのんで「映画通」になりたい訳では全くなく、単に嗜好がマニアックなだけだ。笑

そうした作品をシネコンでやってくれるなら行くが、やらないから行かない。それだけのことだ。