日本では、個人投資家のいない時期というのが年間で3度存在する。
一度目が黄金週間、つまり今の時期である。
次に訪れるのが、8月の第2週、お盆の時期。
そして最後に、年末という事になる。
以前ほど露骨ではないにしても
この時期は狙われやすい。
個人投資家の放置玉を狙ってくるのだ。
大衆買いの多い銘柄に、大量の売りを入れる。
当然、商いは薄いわけだからその銘柄は、理由も無く下がるのみである。
こうなると休み明けの投資家はたまらない。
追証による投売りが殺到する。
勿論、追証で維持する手もある。何せ下がった理由が不明だ。
当然、一度は追証でと考える投資家も多い。
追証で維持をする人間が多いから、その銘柄の因果玉はほぐれない。
だから、休み明けの暴落銘柄は下がり続けるのである。
それは、個人投資家が投げ終るまで続く・・・。
確かにこれは一昔前の話かもしれない。
何割かの投資家は、休み前に片玉を処分をする。
あるいは、両建てもするだろう。
しかしそれは、まだ全体の何割かに過ぎない。
今の時代そこまで露骨には出来ないよとは、とても言えないのである。