まき窯 | 砥部焼 陶和会Blog

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昨日から、松山市のレインボーハイランドで、まき窯を焼いています。


この、まき窯は、「倒煙式薪窯」で、

昭和49年白潟八洲彦会長時代に、

砥部焼陶芸創作館敷地内に築かれました。

松田哲山先生の窯のレンガ(トンバリ)を譲り受け、

数年に一度、焼成をしていました。


そして、平成17年の夏、

創作館に隣接して建てられることになった、

「陶芸塾研修所」増築の際、解体され、

現在のレインボーハイランドに移築されました。


写真は、平成17年に行った、解体作業の様子です。

 

 


 

そして、移築当時の窯の様子


 

最後は、今の窯たきの様子


 

薪で焼く窯は、効率的な事など、さまざまな要因で、

ほとんど、焼かれていないというのが、現状です。


今は、ガス窯や電気窯が主流です。


しかし、薪で窯を焼くのは、陶芸の原点だと思います。


手間はかかるし、ロスは大きいし、

何より、時間がかかる・・・。


でも、そんな、まき窯の中で、

ゆれる炎を見つめながら、

まき窯だけで、砥部焼を焼いていた、当時の職人さんたちに思いをはせ、

ゆっくり、じっくりした時間を、

大いなる遊び心を持って体験させてもらえることは、

若い会員達の、これからの作陶に、

大きな財産になると感じました。


あと、もう一晩


うまく、焼けますように・・・