GWの初日。U-NEXT無料リトライキャンペーン申込を無事済ませて、さて今から韓ドラ三昧、とウキウキしながらテレビの前に陣取っていたら、ビデオ電話がかかってきた。

 

 

私にビデオ電話をかけてくるのは孫だけだ。最推しとのヨントン(笑)を逃すなんてありえない。当然韓ドラなど放り出して電話に出ると、なんか様子がおかしい。泣きべそをかいている。たまにダダを捏ねて機嫌が直らない時など孫の気を反らすために孫の親がかけてくることもあるので、また何かあったかなと思ったが、どうやら車の中らしい。泣いていてしゃべらない孫の横から息子の声だけが聞こえる。

 

 

「ほら、バァバはおうちにいるでしょ。イオンにはいないよ。いくら探してもバァバはいないから、もうおうち帰ろうね。」

 

 

???となった私に、息子が言うには、息子と孫とふたりでイオンに来ていたが、帰りがけの駐車場で私の車と同じナンバープレートの車を孫が見つけた。孫は数字が好きなので、車のナンバーもよく覚えている。もちろん車種も色も私の車とは違うけれど4桁の数字が同じというだけで、私がイオンにいると思い込んでしまったらしい。バァバ、どこ?と駐車場を走り回って探そうとするのを捕まえて車に入れたが、いくら息子がバァバはいないと言い聞かせても納得せず帰ろうとしない。それで電話をしてきたと言うのだ。

 

 

私に会いたくて泣きじゃくる男(の子)がいる。私の錆びたハートがきゅんとなった。もちろんわかっている。期間限定、今だけだってことは。彼の世界はまだとても狭すぎて自分を大好きで安心できる人と認識しているのは両親・祖父母・叔父叔母など多分10人くらいだろう。だから彼も同じく大好きでいてくれる。私はその中でも5本の指に入っていると確信している。でもあくまでも今だけの話

 

 

この春、孫は幼稚園に入園した。、彼の世界はあっという間に広がり幼稚園の先生やお友達など大事な人は次々と増えて、私が5本の指から滑り落ちるのも時間の問題かもしれない。だからこそ私に会いたくて泣いてくれるこの今が貴重でありがたい。その想いに答えたい。

 

 

というわけで、午後もだいぶ過ぎていたけれど、1~2時間しか居られないけれど、え?今から来るの?と息子はあきれていたけれど、高速飛ばして急遽孫に会いに行った。君が私を必要としてくれるなら、この世の果てまでも私は飛んでいくよ~♪