さて、いただいたカタログと見積書の明細を見比べながら吟味する。当然ネックとなっているのはそのお値段。私の要望を加味し、欲しいオプションを付けて出てきたお値段は約180万。

 

 

もちろん、ガーデンルームは欲しい。欲しいことには変わりないが、それだけの大枚はたく価値があるのか?その見極めがどうしてもできない。作って良かったと言う人、作ったけれども結局洗濯物干すだけの場所になっているという人。ガーデンルームはお勧めしない理由5選などという動画、同じような動画を何度も観る。でも結局、これ!といった決め手に欠ける。大体人の意見を参考にしよう、ということ自体、ダメだよねえ。自分で考えて自分で決めないと。

 

 

ガーデンルーム作っていいなら、その分のお金は自分のへそくりから出す、と私は息子に約束した。へそくりと言ったって、たかが知れてる。それでもこれまでケチケチため込んできた小金、いや私にとっては大金をここでオールインして、今後の人生後悔しないか?その分で行こうと思えば海外旅行に行けるかもしれない。今後もっと欲しい物ができるかもしれない。大病をして大金が必要となるかもしれない。そんな時、天井が鳥の糞まみれでクソ暑いだけの洗濯小屋を苦々しい思いで見ながら後悔している自分の姿が思い浮かぶ。

 

 

カタログをひっくり返しながら、もうちょっと安くならないか検討もしてみる。私が現在考えているのは、2間・6尺という寸法の物。はい、ここで、またしても引っかかる。だいたい坪と平米ですらピンと来なくて、一坪って何平米だっけ?いっそ和室も洋室も全部畳数で言ってくれ。洋室でも8畳相当のサイズ、と言ってもらった方が一番サイズ感がつかめる気がする。などと、間取りを見ながら頭を抱えていたのに、この上、間とか尺とか。もう勘弁してもらいたい。

 

 

2間・6尺は3756mm×1886.5mm。数字の羅列みてもまったくサイズ感が湧かない。ざっくりだけど4畳くらいらしい。お値段を抑えようとするならサイズを小さくすれば手っ取り早い。1.5間・6尺というのもある。あるいは、もうちょっと正方形に近い1.5間・9尺というのもある。これはお値段変わらないか、逆に高くなりそう。

 

 

カタログをめくっているだけではピンと来ないので、庭に出て植物の支柱を使って3つのサイズをそれぞれ地面に囲って作ってみた。1.5間・6尺は思ったよりずっと小さい。本当に洗濯物を干すだけで終わりそう。2間・6尺ですら、椅子を一脚と小さなテーブル置くくらいしか無理な気がする。ガーデンルームの中をDIYで机を作りつけたり、おしゃれな竹細工風のテーブルとソファでゆったりとティータイムを楽しんでいらっしゃる方は最初からもっとお値段の張る大きいサイズを選んでいるのかなあ。

 

 

とにかくショールームに行って見積もりまで作ってもらったことだし、これで私の”本気”を見せ、息子の了承を取り付ける。息子がOK出せば他の家族は、、、まあ問題はない。正直今更ガーデンルームをなしにしたら、室内干しできる空間を新たに作らなければならないので、ほぼ9割方固まりかけた間取りが一気に崩れてしまう。さすがにそれは厳しい。もうこのまま行くしかない。そう思いつつ、私がぐうの音もでないような、理路整然とした理由付反対意見を息子が出してくれたら、それはそれですっぱり諦めがついていいかもしれないと心のどこかで思っていた。