子どもの頃から、
毎年泊まりに行っていた祖父母の家。
片道半日。
けっして近くはないけれど、
自然が豊かで大好きな場所です。
祖父が亡くなり、
祖母が施設入居となり、
コロナが蔓延してしまい。
今はなんだか、
遠くて懐かしい場所
のような気がします。
一昨年の夏、
施設にいる祖母に会いに行きました。
その時に祖母宅で咲いていた花。
夏になると思い出します。
むくげ、ばら、ききょう。
毎年きれいに咲いている
白いむくげの花が好きで、
何という名の花なのか祖母に
尋ねたことがありました。
木槿と書いて「むくげ」と読むのだと、
その時、祖母に教わりました。
その花が咲く度に、
その季節が訪れる度に、
思い出す温かな記憶。
木槿の花に特別な想いを寄せて。