お疲れ様です。

8/7のブログです。

競泳陣在籍中に初めて、ラストブログの遅延という珍事を直近で目にしましたが、気にせずにいきたいと思います。


前田のラストブログとなります。

 

 

 

 

 

まずは本日のメニュー紹介から

益子short 「極上の仕上がりへ」

 

そうたろうLong「自信をつけて終える」

 

それぞれの練習タイトルからも分かる通りもう調整の最終段階といった感じですね。

各々しっかり仕上げていきましょう!!!

 

 

 

 

それではラストブログ本編に入ります。

 

 

毎年この時期は先輩のラストブログを見て感傷的になったりしていたのですが、時が経つのは早いもので、とうとう自分がラストブログを書く番になってしまいました。(植村ラストブログ2023より引用)

 

 

 

かなり長くなりますがお付き合いください。

 

 

 

流れ的なものとしては、前回に引き続き水泳生活の振り返りをしたのちに、思うことをつらつらと書き、最後にメッセージという形にしたいと思います。

 

 

 

前回のブログにおいて、中学までの話をしたので、高校以降の話を書いていこうと思います。

興味がない方はここは飛ばしてもらって。

 

 

 

高校1年生 新天地

渋幕に入学し、部活とクラブの両方という新たな環境で水泳をすることとなりました。まさるをはじめとして魅力的な部員に数多く出会い、高校受験のブランクもわりとすぐに取り戻せたと思います。

 

 

リレーでインハイに連れて行ってもらいましたし、運良く国体のリレーメンバーにも選出されました。しかし言ってしまえばそこまでであって、どちらの大会もただ「出ただけ」といった印象が強かったです。

 

 

高校2年生 両立困難、クラブを辞める

速い先輩がいたのでリレーでは前年に引き続きインハイに行くことになりましたが、個人種目では0.06秒標準まで届きませんでした。県総体では割っていたタイムだった分かなり悔しかったのを覚えています。呆然としてしばらくプールから上がれませんでした。この日から横国はずっと嫌いです。

 

 

秋以降はあまり思うようにタイムも伸びてこず、高校2年生の終わりらへんから周りに合わせて徐々に大学受験に向けた勉強が本格化してきました。

なかなか両立とモチベの維持も難しく、ついには長年通っていたクラブチームを辞めるという決断を下しました。

 

 

このときは口先では「部活で頑張る」と言っていましたが、正直春JOを区切りにもう勉強に完全シフトしようと考えていました。人生最後の春JOも大して練習を積んでいなかったのでろくなタイムではありませんでした。確か同期と後輩が見にきてくれていたと思うのですが、しょうもないレースを見せて申し訳ないなと思っていました。

 

 

高校3年生 やっぱ、やる。

練習が部活一本になったということもあって、部員と話す機会が増えました。

その中でまさるやら他の人やらから「リレーで関東に行きたい」との思いを聞く機会が何度かありました。

 

 

 

 

 

 

なぜかわかりませんが完全に切れていたスイッチがそこで入りました。

自分の水泳人生はどうでも良くても他人の水泳人生を自分のせいで良くないもので終わらせてしまうのは申し訳ない。

 

 

 

 

 

プライドはもうありませんでしたが、責任感がぎりぎりで残っていました。

まさるやK川、Mやけ、Kずあきには感謝してもしきれません。

 

 

 

 

今の自分からしたら信じてもらえないかもしれませんが、みんなに僕から提案させてもらって、同期や後輩と一緒に顧問に頭を下げに行き、今まで無かった任意参加の朝練を創設しました。

 

 

 

 

 

 

勉強に集中するなんて思っていたはずなのに結局2部練をこなし、塾に行っては爆睡するという生活が続きました。

なんだかんだ水泳人生の中で1番泳ぎ込んでいたのはこの時期だったかもしれません。

 

 

 

 

 

県総体では自分を含め、朝練に来てくれていた人が軒並みベストを更新しており、まるで自分のことのように嬉しかったしすごく達成感もありました。

 

 

 

 

 

リレーでは念願だった関東大会の出場権を4継と、8継で獲得しました。

個人のレースの結果よりも全然嬉しかったです。

 

 

 

 

 

山梨の神プールで行われた関東大会においても各部員過去最高のタイムを出している人が多かったし、自分も前年逃したインハイ標準を突破しました。1フリもインハイには0.2秒ほど届きませんでしたが、ベストを更新しました。

 

 

 

 

高2の3月時点では全く考えられなかったことです。

正直この時点で水泳は結構やりきったと思っていました。

 

 

 

 

 

 

 

その後は勉学に勤しみ、センター本番で爆死し、翌日学校に登校したらもっと死んだ顔をしていて、でもなぜか東大単願の意思を頑なに曲げない未来の主将に勇気づけられるなどしたのち、なんだかんだで大学に受かりました。

 

 

 

 

 

 

大学1年生 コロナ

やり切ったとはいえ他にやることもないので消去法的に水泳部に入るというのはずっと前から決めていました。

しかし、この時期はコロナウイルス全盛期。部活の活動はなく、ただ家で淡々とオンライン授業をこなす日々が続きました。

 

 

 

夏の終わり頃、コロナ禍における特設の大会に出ることができました。タイムはベストから大きくかけ離れたタイムでしたが、久々に出た大会はやはり楽しかったです。

 

 

 

秋から部活が再開することになり、朝練に通う生活が始まりました。

(この頃は午後練なんてありませんでした)

 

 

 

この頃からよく電車で寝過ごし、朝練には1年生のくせにかなり遅刻していましたが、練習は積めていたので徐々にFrのタイムも戻ってきて、いつかのレペで気分転換に1Baを泳いでみたら二食でインカレ+1.5くらいのタイムが出たので、いけんじゃね?って思って大会にでたら、いけました。

 

 

 

 

 

半フリの標準は当時のベストから0.7秒ほど離れていて、短水路が苦手だったのもあって正直切れる気がしませんでしたが、スタイルでない種目だったとしてもインカレの標準を切れたというのは素直に嬉しかったです。

ただ、このインカレ標準を割ったレースを最後に、しばらく苦しい時期が続くことになります。

 

 

 

 

冬頃、コロナの波がまたやってきて部活ができなくなりました。

どうすれば良いのかもわからず、この期間中は特に何もしてなかったです。

 

 

 

また、インカレにも出場制限がかかることが確定しました。標準を割っていても上位の人数に入っていないと出れないということになったんです。

 

 

 

 

 

 

インカレに出るために必要だったラインにいる人のタイムは当時の自分にとってかなり遠いものでした。

1バックで当時の自分のベストから3秒近くタイムが離れていたのを覚えています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「なんだ、頑張ったところで結局出れないじゃん」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

実はここで完全に気持ちが切れました。

次越えるべき壁が到底届きそうにないものであるということを認識してからは、どう水泳に対して向き合えばいいのかわからなくなってしまいました。

 

 

 

 

 

半フリのインカレ標準を「切れる気がしない」とか、インカレの人数制限を「到底届きそうにない壁」とかこの時期の自分はかなり卑屈になっていますが、高校までで一度水泳をやりきったと思ってしまったことがかなり大きいと思います。

 

 

 

 

 

今考えれば、時間をかけてでも自分の弱点を1つ1つ潰していけば別にやる気をなくすほどのことではなかったんじゃないかと思います。

 

 

 

 

ただ当時の自分はそんなに頑張ろうと奮起できる執念は持ってませんでしたし、コロナの影響で練習環境もなかったので、もう大学水泳なんてもうやってられるかと思ってました。他に熱中できそうな楽しいことさえ見つかれば、辞めてもおかしくなかったと思います。

水泳に全く楽しさを感じませんでした。

 

 

 

 

 

 

結局、大学1年生のときまともに泳げた期間はたった4ヶ月ぐらいでした。

 

 

 

 

 

 

大学2年生 不調

なんだかんだで活動は再開しましたが、切れた気持ちをうまく戻すこともできず、2年の夏は惨憺たるものでした。

1Baだけなぜか微妙にタイムは伸びましたが、当時の自分はまだBaはスタイルではないというスタンスだったのであまり慰めにはならず、肝心のFrは受験明けにでた1年生のときの大会のタイムと変わらないようなタイムを何度も出してしまい、もうどうしようもないと思っていました。

 

 

 

 

 

 

秋頃、なんかへんなやつが練習生として入ってきたりして一時的にちょっとはモチベが回復したものの、別にタイムは伸びず、大会に出てはしょうもないタイムを出す、という生活をしていました。

 

 

 

 

 

Frはずっと短水路の半フリで24秒を切るか切らないかみたいなタイムだったし、1Baも57秒を切れたら調子がいいと思ってしまうくらいには落ちぶれていました。

また、変な資格の勉強にも手を出してしまい、「両立」の生活がまた始まりました。

 

 

 

 

 

 

 

大学3年生 中途半端

この1年は中途半端の一言に尽きると思います。手を出した資格の勉強が思っていた100倍大変だったというのもあり、勉強も水泳も中途半端になっていました。

 

 

 

ちょくちょく水泳に集中する期間があったり勉強に集中する期間があったりしましたが、どっちも奮わない結果で終わりました。

この時点ではいまだにFrの生涯ベストは更新もできず…




ただ、調子がすごく良かったわけでもないし、個人種目ではなくリレーだけれど、初めて出ることのできたインカレの舞台は格別でした。

標準を切れた関カレや、部全体が満身創痍の状態で泳いだ全国公のレースも思い出深いけれど、やはりインカレというのは憧れであり、ずっと出たかった目標でもあったから。

この舞台にはまた必ず戻って来たいと強く感じました。

 

 

 

冬頃、中途半端な状態に区切りをつけようと1年間の休学をすることを決意しました。

3月までは水泳、それ以降は勉強というふうに自分の中で決意を固めました。

 

 

 

合宿で頑張った甲斐もあって、合宿後の大会では中途半端な練習で落ち込んでいたタイムがベストタイくらいまで戻りました。ベストじゃなかったのは悔しかったですが、ちょっとほっとしていました。

 

 

 

 

また、この時「悔しい」と思えたのが嬉しかったです。大学1年生のウィンターカップ以降、ずっと悪いタイムを出し続けていたので、ついには良くないタイムを出しても悔しいとさえ思わなくなっていました。

 

 

 

 

益子とか安藤がよく「〇〇が速くなっていて悔しい」「自分が遅すぎてもっと頑張らないといけない」という話をしていましたが、ぶっちゃけ全く共感できていませんでした。

正直こういった「速くなりたい」「強くなりたい」「頑張らないといけない」「ベストを出したい」といったスイマーにとって当たり前といっていいような話題の時、全くついていけない自分がいたのがすごく嫌でした。

 

 

 

 

上手く言葉にはできないですが、ここで悔しいという気持ちが復活したのは大きかったです。

 

 

 

 

 

そして、同じ大会でみなとと安藤がインカレを割りました。

安藤に関してはさらっと割っちゃったのでこれといった感動はなかったですが(さすがだなとは思ったよ)、みなとの半フリは自分が競泳陣に在籍している中で見た全レースの中でもいまだに1番のレースだと思ってます。あれは目の前で見られて本当に良かった。素直にすごかったし嬉しかったです。

(目の前で見てたの僕とそうたろうだけですけどね)

 

 

 

 

 

 

そんなこんなでいったん水泳を休みます。

 

 

 

 

 

3.5年生 お勉強と復帰

夏が終わるまでのことはあんまり書くことはないです。勉強してました。

 

 

 

復帰後、半年のブランクを埋めようと自分なりに練習を再開しました。今まであんまりちゃんとやっていなかったウエイトをしっかりやり始め、スイムは毎日同じメニューをやって感覚を確かめてました。

 

 

 

そしたら復帰してから約1ヶ月後の10月に1Baのインカレを割れました。

大会直前に練習に参加して、1Ba一本を益子とちょっとだけ競れるぐらいにはなっていたので、もしかしたらいけるかも?くらいには思っていましたがまさか本当に割れるとは。

 

 

 


「復帰直後でよくベストが出るな」

「ぽっと出のくせに」

など言われたりしましたが、ここで出せたタイムは(ほぼ)大学4年生にして、大学1年生の冬ぶりのベストでした。

ラストシーズンから僕のレースを見てくれている1年生や2年生は意外かもしれませんが、僕は2年間まともなベストをどの種目でもほとんど出していませんでした。

 

 

 

ここでどうしてタイムを伸ばすことができたのかは正直言うとよくわかりません。

ただ、一度底辺に落ちた泳ぎの感覚と体力を、地道に1つ1つなんとかしようとした過程が良かったのかもしれません。

 

 

 

 

 

年末年始は誰かの「爽快」な初飛び込みを持田の携帯を使って動画におさめるなど少し遊んでしまいましたが、年始の大会に出ることにはしていたので、遊び感覚で50種目3つに出ました。

 

 

 

 

 

 

そしたらなんか半フリのベストが出ました。

たしか23.4だったと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「え? いけるかも?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Frはもう自分の中で限界、これ以上は伸びない、インカレは無理と思っていたのが一瞬で吹き飛びました。というか、絶対インカレ割れると思いました。

インカレまでは50mにしてあと0.4秒もあるのに。

 

 

 

 

 

ちょろいもんです。人間は自分の中でワンチャンあると思った時点で実は一歩リードしてるのかもしれません。

 

 

 

 

 

 

 

おそらくですが、復帰後のウエイトとかの成果が出たんだと思います。あとは長年課題だったピッチを上げたのが上手くハマりました。

 

 

 

 

 

目標を「春六での半フリインカレ突破」に定め、そうたろうの「いやー出といた方がいいと思うけどなあ」という助言に従い2月にもう一度大会で半フリを泳ぐことにしましたが、そこでもまたタイムを伸ばすことができ、春六に向けて良いワンステップを踏めました。

 

 

 

4年生 ラストシーズン

迎えた春六ではギリッギリでしたが半フリのインカレを割ることができました。思い入れの強い種目なのもあって、やはり1Baで割った時よりも何倍も嬉しかったです。




ゴール直後電光掲示板を見ることができなかったけれど、みんなが盛り上がってくれているのを見て「あ、切れたんだ」とすごく安心したのを覚えています。

 

 

 

ここでちょっと目標を見失いかけ、またちょっと中途半端になりました。

前年に素晴らしい反面教師がいながら、自分も同じ道を辿りそうになってました。

 

 

 

 

ゆめカップに出たのはよかったです。

ここで完全に100種目を切る決断をしました。

1フリに関してはもう見向きもせず、1Baはチームに迷惑をかけない程度に、半フリに全力を注ぐというスタンスがここで確定しました。

関カレでは迷惑をかけてしまいましたが…

 

 

 

 

ちなみにもう自分のスタイルとして認識していたBaに踏ん切りをつけられたのも、益子とよしはるという頼もしい後輩の存在あってこそです。東部の結果は半フリも含めて、2人の影響が大きいと思ってます。ありがとうね。

 

 

 

 

 

 

改めて次の目標を「全国公の半フリ決勝」に定め、再始動しました。

東部で生涯ベストを更新できたのは良かったです。

1Baでは頼もしい後輩たちのおかげで良い景色を見させてもらいました。

控えめに言っても最高でした。

 

 

 

 

 

 

関カレは納得のいかない結果に終わりました。

自分なりにスピード強化に手応えを感じていた分、ベストすら出なかったというのは不甲斐ないなと感じています。

「後半の弱さ」という明確な課題を突きつけられたレースでした。

 

 

 

 

 

 

そして現在に至ります。

 

 

 

 

 

 

 

長々と自分語りをしてしまって申し訳ありませんでした。

大学水泳は基本的に上手くいってないことの方が多いので、そこからでも奮起できることもあるんだと、誰かの心の支えになってくれればいいなと思います。

 

 

 

正直なところ、ちゃんと水泳に向き合うようになったのは、ラストシーズンになってからだと思います。

なので、早いうちから水泳にきちんと向き合っている後輩のみんなは素直にすごいなと感じています。本当に。

 

 

 

 

さて、長ったらしい自分語りも終わりましたので、思うことをいくつか書いていきたいと思います。

 

 

 

 

① ウエイトのすすめ(植村ラストブログ2023より引用)

 

水泳だけでつけた筋肉で戦うべきだ。パワーだけついてもどうにもならない。いわゆる脳筋スイムはカッコよくない。ウエイトやったら泳ぎが崩れる。

そんなふぬけた考えを持っていた時期が僕にもありました。

 

 

 

もちろん何も考えずにやると意図せず水泳から離れ、フィジークの道を目指すことになったり、腰の怪我などに繋がってしまうおそれはありますが、自分の中でパワー不足が課題であるならば基本的に効果を発揮するトレーニングだと思います。

東大の競泳陣は他大と比較したらほぼ全員パワー不足が課題みたいなもんですからね。

 

 

 

個人的に限界だと思っていたFrの再成長が始まったのも間違いなくウエイトのおかげです。水中練習を頑張る!泳ぎのフォームを直す!というのももちろん大事ですが、50kg分しかパワーがない人と150kg分のパワーがある人ではさすがに水を押す力も違うしフォームとかでは解決できない差があるので、ある程度真摯に取り組むべきものだと思いました。

ロングの人は知りません。

 

 

 

②なにかを変えないと変わらない

 

進次郎構文みたいになってますが、言いたいことはそのままで、何かしらを変えないと自分の成長には限界があるということです。

 

 

 

言い方をより具体的にすると、もう大学生で身長が劇的に伸びるわけでもないのだから「普段の練習を頑張る!」だけではいずれ頭打ちになるということです。

 

 

 

変え方はいくらでもあって、フォームの改善だったり思い切ってキックやプルのテンポをまるっきり変えてみるとかでもいいですし、それこそウエイトを始めるなんてのも立派な変化にあたると思います。

 

 

 

 

変化の対象とすべきは基本的に自分の苦手な部分、弱い部分です。水泳に限らず様々な分野で得意を伸ばすべき、苦手を潰すべき論争がありますが、個人的に水泳は苦手を潰す方が圧倒的に伸びるなと、4年生になってから思うようになりました。

 

 

 

 

 

自分はこの「変える」というのを3年間やりませんでした。

 

 

「プルが苦手」

「飛び込みは背中が反るしそれがクセになってもう直しようがない」

「ドルフィンでカバーすれば良い」

「パワーがない」

「体質的に筋肉もつきにくい」

 

 

 

 

 

 

ただ逃げて、目を背けていただけでした。

 

 

 

 

 

 

4年生になってから、1つ1つ丁寧に時間をかけて向き合うようにしたら、完全に解決したとは言えないまでも以前よりは確実に改善されました。時間をかければ案外なんとかなるものです。

 

 

 

 

 

そもそも全国レベルで戦えているわけでもない自分が既に限界なわけがなかったです。

後輩のみなさんにはなるべく早い段階で時間を作って自分の苦手と向き合ってもらえたらと思います。

 

 

 

 

 

自分の中に勝手に限界を作ってしまっている人も、何かを変えれば上手くいくかもしれないと思って頑張って欲しいです。

 

 

 

 

 

基本的に競泳陣のみんなはこれが出来ている人の方が多いと思いますが、ごく一部の「無心で頑張ろう!」としてしまっている人に届けばいいなと思い、書きました。

 

 

 

 

 

③ 自分の中の「ワンチャンある」を大事にする

 

1番伝えたいことかもしれないです。自分の中で「ワンチャンある」「頑張ればいけそう」と思ったことがあれば、他人に何を言われようが曲げないことが大事だと思います。

 

 

 

反対に「今シーズンはもう無理かも」とか「もう限界」とか思ってると、なかなか身体もついてきません。

 

 

 

ささいなきっかけで感じ取ったワンチャンを大事にしてもらえればと思います。

 

 

 

例えばレースでずぼったとしても、「仮にここが上手く行っていればベスト出てたな」とか「タイムは悪いけどここさえ強化できれば跳ねそうだな」とか思うのは個人的にかなり大事だと思ってます。

 

 

 

こういうことを周りに言うと「いやそんなことない」とか「負け犬がなんか言ってる」などと言われたりしますが、レースを泳いだのは紛れもなく自分自身なわけですから、自分の中で何かを掴んだのならまわりの言葉を聞いてブルーな気持ちになるのではなく、自分を信じるのが良いと思います。ずっと落ち込んでもいいことないですからね。

 

 

 

 

かなりブログも長くなってきました。ここまで読んでいただいてありがとうございました。

言いたいことはだいぶ書けたので、最後にメッセージっぽいものだけ残してこのブログを締めくくろうと思います。

 

 

 

引退式には行けないので、このメッセージになるべく気持ちをこめたいと思います。

宛名書いてるんで、自分が該当するとこだけ読んでもらえればそこまで長くないと思います。

 

 

 

【まず1年生と今年から入ってくれた人たちへ】

 

なかなか今シーズン練習に顔を出していないので、関わることが少なかったと思います。ごめんなさい…

僕が2年ほど時間を無駄にしてもなおラストシーズンはなんとか頑張れているところからもわかる通り、これからまだまだ先は長いので、自分なりに水泳の楽しさを見出してもらえたらと思います。せっかく大学に入って水泳をやるなら一瞬でも楽しさがないともったいないと思います。なかなか華々しいバックグラウンドを持つ先輩たちも多いけれど、競泳陣にはお世辞にも速いと言えなかったような人が「え?なにがあった?」みたいな急成長を遂げて最終的に華々しい活躍を残したり、現在進行形で残している先輩が何人かいます。正直すんごいかっこいいので、その中の一員に加わってほしいなあ、と応援してます。

よしはるは流石に関カレかっこよかったね。全国公インカレも楽しみだし、それを終えてもあと3シーズンもあると考えると末恐ろしい子だなあと思います。とんちんかんなこと言っていたらごめんだけど、大学水泳は、高校以前の水泳と比べると割と自由にできているんじゃないかなと思います。なんというか、レース後もいきいきしていて見ている側も嬉しくなります。いずれチームを引っ張る存在になることは間違いないので、来シーズンにでも全国公優勝とかしちゃってほしいなと思います。

 

 

 

【次に2年生へ】

 

去年の秋からよくわからないやつがよくわからない形で部活に戻ってきた中、そんなのを受け入れてくれて本当にありがとう。

2年生はかわいい後輩が多いですね。あとはなんというか、バランスのとれた学年だなと思ってました。うちの元同期は結構早い時期にもう分裂してたんでね、同期は大切にしてほしいなと思います。

水泳で言うと、1つ上の学年が強すぎて埋もれがちですが結構真摯に水泳に向き合っているような人が多いかなと思います。若干サボってたりするイメージがある人もいるけれど、なんだかんだで速くなりたいと言う気持ちはすごい伝わる学年のように感じます。みずきとかはね、100m20本はそんなに毎月できるようなものじゃないからね。意味わかんないくらいタフだなと思います。

よしきだいきは最終学年になったときどうなってるのか特に楽しみです。インカレとかは見に行けたらなと思います。ゆめカップでピザ食ったのは今になっては良い思い出です。

よしきはちょっと半フリやってほしいなーっと思います。絶対すごいところまでいけると思うよ。

あ、あとななはちゃんはバックもやろう。

 

 

 

【3年生へ】

 

クセの強い学年ですよね。口を開けばバケモンみたいなやつがたくさんいて、賑やかだなあと思ってました。

4年生になったら落ち着いて丸くなるんですかね。ただこのままのいかつい感じで来シーズン部活を引っ張っていくのもおもろいなと思ってます。

水泳に関しては本当にかっこいいなと思います。ギャップがすごい。各々がそれぞれ高い目標をちゃんと持っていて、それに向かって頑張っているのはすごい刺激になってました。泳力と影響力で言えば間違いなく今の競泳陣の中核を担っていると思います。


きょうたろうは、本当に競泳陣に来てくれてよかったと思います。速くなりたいという一心で生活しているだろうから自覚はないと思いますが、きょうたろうが泳ぐだけでいろんな人に良い影響が及んでいるし、いろんな人の心を動かしています。水泳に対する向き合い方もそうだし、レース1本だけに絞っても、人を感動させるレースができるというのは誰にでもできることじゃないです。来シーズンも、自分なりに突っ走って行ってもらえれば自ずと周りもやる気になるんじゃないかと思うので、応援しています。


益子はひねくれてるけどなんだかんだいいやつですし、水泳会場にさえ入ってしまえばめちゃくちゃかっこいいです。安藤も書いていたけど、心から人のレースを応援できるやつだし、益子自身のレースも名レースが多いように思います。また、個人的によく悔しがっているイメージがあります。決して馬鹿にしているわけではなく、悔しさを感じることができるほど頑張っているということでもあるし、またそれだけ上を見ているということでもあります。僕自身が2年ほど悔しさから遠ざかっていたのもあって、益子はすごく眩しい存在だったし、かっこいい存在でした。体調や怪我などが少し心配ですが、今シーズンのインカレと、来シーズンは万全な練習を積んでとんでもないところまで成長してほしいと思います。でもまあまずは全国公ですごいの見せてよ。


翔もよしきと一緒に半フリ真面目にやってみない??関カレの2継の映像を何回見直しても、とてつもないスピードが出てるなと思います。なんにせよ、今シーズンの翔の頼りがいは本当にすごい。東部以降、インカレ割った1Brも前半からかちこんでて本当にかっこよかったし、リレーを泳がせると本当に強いね。あと2回だけだけど、一緒に4継を泳げるのがすごい嬉しいです。来シーズンもきょうたろうや益子と一緒に泳ぎでチームを活気づけてもらえればと思います。


市川、最近水泳に関しては若干ファンになりつつあります。明確に泳ぎも飛び込みも上手くなってるし、もうBaは俺より全然上手いなと感じます。自分の課題を見つけて、修正していくというのが目に見えてわかるので、すごく応援したくなります。あとはもうすごいタイム出すだけ。まずは全国公での爆発を期待してるし、来シーズンはインカレを割って、俺のタイムも超えてください。


しゅうへいは本当に人懐っこいですね。可愛い後輩ですよ。試合中に緊張してる時にいつもと変わらないテンションで話してくれるのは個人的に助かってました。ただ練習はほんと強い。練習中まわりのタイムも意識してるんだなってのがわかるし、合宿の100m20本で安藤を何回か脅かしていたのは素直にすごいなと思いました。来シーズンは8継入って活躍してほしいな。あと、パワーつけよパワー。


金井、歩いてるだけでみんなを笑かせるのは本当に才能です。来シーズンも変わらずそのままでいてください。怪我でずっと思うように練習できていなかったけど、最近徐々に泳げるようになってるってことで本当に良かったです。金井のガタイ好きなんよね。来シーズンよりムッチムチになって欲しいなと思います。


持田はねーー、まあよく初めての合宿でまだそこまで関係も築けていない中で、前田安藤植村部屋に入ってきたなといまだに思います。普段こんなこと言う間柄でもないけれど、あそこで仲良くなれて本当に良かった。春六は正直魅せられました。あれはすごいレースだったしチャレンジで割ってもおかしくなかった。春六以降苦しんでいる時間が長かったけれど、全体を振り返ってみると「出来過ぎ」なシーズンだと思いますし、インカレ間近まで成長した自分を素直に認めて褒めてほしいなと思います。

ただ、欲を言えば最後のインカレで一緒に選手として出たかった。

来シーズンの目標をどうしようかと迷っていたけれど、インカレで「戦う」ところまで成長してくれたらなと思います。

 

 

 

【マネージャーのみなさんへ】

 

基本的に練習にいないのに大会だけ急に来てタイム取ってだの動画撮ってだの言っても、笑顔で応じてもらって本当にありがとう…

かずひとあたりは俺のこと特によく知らないはずなのに嫌な顔を見せずに応じてくれてもう本当に感謝です。

エミリーちゃんも言葉の壁とか水泳以外にも色々苦労することがある中で、短期間のうちに多くの部員の精神的支柱といっていいような存在になっていて、その人柄と努力の成せる技なんだろうなと感じます。

みゆかちゃんとかみずきちゃんとか、たまに水午後来てもらってタイム取ってくれてありがとうございました。耐乳酸って毎週やってるけどなんだかんだで1番キツい練習だと思うので、その中でサポートがあるのは本当に助かりました…

まいこちゃんも写真からタイム取り、動画撮影まで走りに走っていて、部に幅広く貢献していて普通に超人だなと思ってます。えぐい。

選手にとって「タイム」というのはこの世で最も大事なものです。良いタイムを大会で出すために練習を積むし、そのために練習の中でも良いタイムを狙うし良い泳ぎをできるようにします。

だからそのタイムを取ってくれたり良い泳ぎをサポートしようとしてくれるマネージャーさんは本当にスイマーの要のような存在です。

マネージャーのみなさんのはたらきが選手の良いパフォーマンスにつながっていることは間違い無いと思います。

特に直近の関カレはもうマネージャー様様でした…ありがとう…

最後、全国公、合宿、インカレとまだわがままを言ったりするかもしれませんが、心の中で愚痴りながらもサポートしてもらえると嬉しいです。

 

 

 

【そして4年生へ】

 

自分の元同期はコロナで1年目をほとんど一緒に過ごせてませんから、なんだかんだで1番長く一緒に過ごした学年です。

まずは本来引退すべき人間をあたたかく部活に迎え入れてもらって本当にありがとうございました。

最高学年なのになんか1個上の人間が居座っているというなんとも目の上のたんこぶみたいな存在であるはずでしたが、そんなやつに対しても春六とか東部では応援の声をかけてもらったりして本当にありがたいなと思ってました。

七帝とかのわがままも聞いてもらってもう頭が上がりません。

水泳に関しては良い意味で「真面目」という言葉が最もよくあてはまる学年だと思います。水泳なんて大会でベスト出したり勝ったりした時以外基本的に苦しい時間が大半を占めるスポーツですから、そんなスポーツで真面目に練習を積み上げることができるのは本当にすごいと思います。自分自身が腑抜けた大学水泳生活を送っていた分その凄さを実感します。

でもプールを上がればみんな明るくて(少しうるさすぎる人もいるような気もするけれど)、良い最高学年だなと思います。ここまでチーム全体を引っ張ってきてくれてありがとうございました。そしてお疲れ様でした。

ラストシーズン、タイムを伸ばしている人も多いし、残りわずかではあるけれど、最後まで一緒に戦ってもらえればと思います。

 

 

 

 

4年生1人1人に書き始めるとキャパオーバーなので、もう少しだけ別の言葉を。

 

 

 

 





4年生のみんな、今どんな気持ちでいますか??

すでにラストレースを終えたばやしは、ラストレース直前どんな気持ちだった?

 

 

 

 





ラストレースやるしかない!最後に一発かましてやりたい!

そう意気込んでいる人、前を向いている人がほとんどかなと思います。

あるいは、もうすぐラストレースであることにあまり実感が湧いていない人もいるかもしれません。

 

 

 

みんながそれぞれアツい前向きなラストブログを綴る中でこんなことを書くのもどうかとは思うのですが、僕は正直今、引退がすごく怖いです。

 

 

 

 

 

 

 

 

関カレを終えてから急にこの「怖さ」がやってきました。

こんなきついスポーツはやく辞めてやりたいなんて何十回何百回も考えたことあるのに。

「引退だわ」なんて言葉この4年間で死ぬほど吐いてきたはずなのに。

いざ本当の引退を目の前にしたときに迫ってくる焦り。

もう「次」がないレースを泳ぐためにスタート台に立たないといけないプレッシャー。

曲がりなりにもここまで何年も積み上げてきたものが、レースにしてあと数分で全て終わってしまうという虚しさ。


 

 

 

 

最後にうまくいくなんて保証はどこにもないし、万全な準備をしたつもりでも結果はそれを無情に否定してくるかもしれない。

 

 

 

 

 

これまで多くの先輩のラストレースを見届けてきたけれど、先輩方のラストレースに臨むときの気持ちをわかっていたようで全くわかっていなかった。

ラストシーズンにならないとわからないものがあったんだなと。

あー、みなとは去年こんな気持ちで最後のインカレに挑もうとしていたのかな。

ラストレースを終えたあとのロッカーで安藤と見た、今まで見たことのないような苦い顔の裏で噛みしめていた悔しさはどれほどのものだっただろう。

 

 

 

 

引退した先輩方は口を揃えていいます。

「引退したら暇だよ」

嬉しいですね。もうキツい思いをしなくていいんですから。

ある人は好きな時に好きなだけお酒を飲む生活をここ1年続けています。自由ですね。

 

 

 

 

でも同時に、これほど何かに打ち込める機会というのがもう引退以降ないのかもしれないなとも感じるんです。

もちろん各々水泳を超えるような、時間と情熱を注げられることを引退後に見つけることもあるかとは思いますが。でも簡単に見つかるものではないはず。

 

 

 

 

いずれにせよ、4年間遊び続けたりすることもできた中で、あるいはもっと和気藹々と、きつい思いなどせずに楽しめるようなサークルなどに入ることもできた中で、それでも4年間泳ぐことにしたという自分の選択に対する終止符をもうすぐ自分で打つわけです。

 

 

 

 

「ラストレースが良くなかったからと言って今までの自分の努力が否定されるわけではない」

 

 

 

 

その通りです。間違いない。

ラストレースが良くない結果に終わったとしても、積み上げてきたものが否定されるわけではないし、自分が過去に頑張って残した良い結果は生涯誇るべきものだと思います。

 

 

 

 


でもせっかくなら最高のレースで最後を飾るほうがいいじゃないですか。






ラストレースの結果が良い方が、水泳にうまく向き合えなかったり、水泳自体を一時期辞めたり、自分なりに頑張っているのにタイムが伸びなかったり、就活とか他のこととの両立に苦労したりした、そんな苦しかった時期も含めて今までの自分を認めてあげられるような気がするじゃないですか。

 

 

 

 

3ヶ月くらいしかもたなかったからネタ扱いされているけれど、ラストブログではっきりと「インカレを割って満足してしまった」と書いたあのみなとに、「もう少し水泳を続けよう」と思わせるほど、ラストレースというのは重みが違う。

だからもう覚悟を決めるしかない。

 

 

 

 

4年生全員で、最後に最高のレースをかましてやりましょう。

 

 

 

 

 

 

【インカレで一緒に戦う人たちへ】

 

もうちょいだけ迷惑かけます。

合宿も楽しみにしてます。

頑張ろうね。

 

 

 

 

 

 

 

【一足先に引退した元同期たちへ】

 

昨シーズンは本当に大きな迷惑をかけました。自分なんかいなくなってもなんら影響なんてないだろうと思っていましたが、もとはるや、まさるのラストブログを読んだりして少しでも「残念」だと思わせてしまったとわかったときはとても心苦しい気持ちになりました。

部活に入って水泳に対する向き合い方とかの点では早々に分裂してしまったとは感じるけれど、なんだかんだで集まると居心地は良いなと思います。少し前に久々に上野でみんなで集まれたのは良かったね。

迷惑をかけてしまった分、今シーズンの結果で償いをさせてもらえればと思います。

わがままなことを言っていることは承知ですが、最後まで応援してもらえると嬉しいです。

 

 

 

 

 

 

【安藤へ】

1浪1休…あれ、1つ足りないね?

 

 

【みなとへ】

部屋掃除して。特に水まわり。

 

 

 

【そうすけへ】

お金貯めて。ほんとに卒業旅行行く気ある??

でも1350円は早く返して。

 


でも3人とも、出会えて良かったです。

これからもよろしく。

 


【嶋田コーチへ】

初めて会った時から今の今までずっといい感じの身体でした!6年間お疲れ様でした!そして4年半ありがとうございました!

インカレの後良い肉奢ってください!

 

 

 

 

【東水会の皆様、富永監督、洲鎌総監督、押切コーチ】

 

お世話になりました。

皆様のサポートなしでは競泳陣の活動は成り立っておらず、各部員の成長も成し遂げられてはいないと思います。大変感謝御礼申し上げます。

ラストシーズン、最後の最後に良い結果を残せるようにあがきますので、応援よろしくお願いいたします。

また、まだまだ競泳陣はこれからも強くなりますので、今度のチームの成長も見守っていただけると幸いです。

 

 

 

 

【まさるへ】

 

君が去年書いたラストブログの一言が、このブログを締めくくるのにすごくちょうど良いので最後に持ってこさせてもらいました。

 

 

 

高1で出会ってから7〜8年間色々お世話になりました。大学水泳では基本的に足を引っ張ることのほうが多かった気がするので大変申し訳ないと思ってます。

引退後も春六でインカレ割った時はすごく祝ってもらって、よく見守ってくれてるなと感じてます。

これからもいっぱい迷惑かけると思いますがよろしくお願いします。

 

 

あと早く浮いた話聞かせてください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それはそうと去年のラストブログに書かれてしまいました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「僕が今までで一番感動したレースは、君の山梨(高3の関東大会)の半フリです。

それを超える感動的なレースを見たいな。ラストイヤー期待してます。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

僕の大学水泳の情けなさを表す良い煽りだと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

どうかな、ここまでの俺のラストイヤー。

春六でインカレは割れたし、東部で生涯ベストはようやく更新できたけど、関カレはしょうもなかったしこんなもんじゃ足りてないよね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

任せてください。魅せてやりますよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

願わくば、自分のラストレースに、今までお世話になった人たちの目の前で、「感動的なレース」を見せつけてやれたらと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

安藤、それぞれの思い入れのある種目で、どっちが良いレースできるかインカレでやり直しのきかない最後の勝負をしよう。

 

 

 

 

 

 

 

 

後輩のみんなも、今シーズン最後に一緒に「感動的なレース」をかましてやりましょう。

せっかく全員でかますならその中で誰が1番か、競おうじゃありませんか。

 

 

 

 

 

 

 

 

ついに明後日から始まる全国公で、多くの4年生が引退することになります。

それぞれがどんな思いで最後のスタート台に立つのかはわかりませんが、自信はあれど、おそらく全く不安がないという4年生はいないと思います。

各々が笑顔でプールを上がれるように、精一杯の応援をお願いします。そしてどんな顔でプールから上がってきたとしても、後輩のみんなはそれを目に焼き付けてほしいです。

 

 

 

 

 

また、毎年インカレを見に行く人が思ったよりも少ないなと感じるのですが、ぜひインカレも見にきてください。どの日程でもいいです。見にきて後悔することは100%ありません。当日券もありますから。

予定がないなら足を運んでみてほしいし、今年は無理だとしても4年間の中で少なくとも1回は見に行ったほうがいいと思います。

各大学のトップ選手の多くがシーズンのゴールとして定めている大会、この大会のために1年間練習してきていると言ってもいい大会ですから、学べること、感じることはたくさんあります。

また、いつも一緒に練習している同期や頼もしい後輩の迫真のレースが見られることはもちろんのこと、僕と、安藤と、そうたろう、りほちゃん、そしてそうすけが最後に魅せますから。

 

 

 

 

そして本当の最後に。

 

 

 

 

今の4年生を含め、後輩には多くの迷惑をかけました。

練習にもいないし、毎月のように罰則をくらっているし、先輩らしい背中はほとんど見せられなかったなと思います。

僕のようになりたいなんて人は1人もいないと思いますし、ならないほうが良いと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なんなら煩わしいなんて思われていたかもしれません。

もうすぐいなくなるから、そこはあともう少しだけ辛抱してもらえればと。

 

 

 

 

 

 

 

ただ、「最後だけは良い背中を見せてくれた」と思ってもらえるように。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あとは結果で語らせてください。

 

 

 

 





4年半の間本当にありがとうございました。

あと少しの間、よろしくお願いします。

 

 

 

 

Assemble

Be one

 

2024年8月7日

東京大学運動会水泳部競泳陣

前田英俊