お久しぶりです。

若林(4)です。

 

 

↓本日のメニュー

long そうたろう(4)

 

short 益子(3)

 

 

僕はこの日のメニューは暑さ×疲労で吐き気がエグかったので休んでいました。1日で治ってよかったです。今年はほとんど梅雨がなく、特に最近は35度も超えるようになってきました。

 

去年の終わりから僕は人生最大級にガチ病弱になっているので気をつけようと思います。

 

 

メニューに関してですが、チャレンジ公認前ということもありlongもやや単位距離短め、shortは25で出していく練習になっています。

 

今日(7/5)のメニューも25単位だったのでそこでの感想を話すと、無意識下で前できていた部分がちょっと悪くなっているように自分では感じました。例えば、プルやスイムで上半身上がりすぎるなーと思っていたら腰がそれてしまっているとか、逆にプル気をつけているとキックが小さくなってしまっているとかです。

 

特に、しばらく体調不良になって以降、下半身が小さくなったこともあってかブレのキックがすごい失速しているのでここは絶対に直しておきたいところです。

 

今年に入ってから練習の調子的にまあベスト出るだろう、と思っていた大会でも思ったより伸びてこないことが頻発していて、ここからは150%出る準備をしなくてはいけないなと感じています。

 

 

 

 

 

雑談

 

 

しばらく色々あって、写真を見るとまともなものがなく、強いて言えばラットの市川(3)の動画かかにみそに苦しんでいるもちお(3)の写真しかありませんでした。

 

 

 

写真には残っていないんですけど、今年の5月から始めたことを話そうかと思います。

 

 

 

みなさんは電車の中で何をしていますか。

 

片道1時間を越す人も少なくないであろう競泳陣の中では、実は貴重な時間になっています。

(余談ですが、僕は「隙間時間」という言葉が中学生の頃から嫌いです)

 

 

エントリーナンバー1  睡眠

 

誰でもできるオーソドックスな過ごし方。ハジの席に座れれば最高だが、両隣を人で囲まれると若干気を遣う。座ることすらできないと満足な睡眠は得られない。

 

 

エントリーナンバー2  SNS

 

やるというよりやってしまう。たびたびやってしまうが、その度に何も得るものがなく、気分が良くなりもしないので失策になる。(個人の感想です)

 

 

エントリーナンバー3  ゲーム

 

得るものはないが、気分が良くなったり、リフレッシュできたりするかもしれない。しかし、そのゲームに飽きた時、すべてが無駄だったように思える。突然我に返って周囲を見回した時、電車内の皆が同じように携帯電話を眺めている光景に気づくと、その画一的な奇怪さにゾッとするが、自分もその一員であることに気づいてちょっと自己嫌悪に陥る。

 

 

エントリーナンバー4  勉強

 

得るものがある。「隙間時間」教の影がちらつくのはいやだが、楽しめているうちは良い点しかない。問題はやる気とリラックスできるかということ。勉強なら、スマートフォンをのぞいていてもしょうがない気がする。

 

 

 

エントリーナンバー5  読書

 

(おそらく)得るものがある。リフレッシュできる。

 

 

 

 

ということもあり、まあ他にもさまざまな理由があって5月の中頃から電車の中でSF小説を読み始めました。今まで読んだ本の紹介をしてブログを締めようと思います。

 

「この本読んだことある」とか「読んでみたい」という人がいたら教えてください。

「この本面白い」とかも募集しています。

 

 

1. 『百億の昼と千億の夜』 光瀬龍

2. 『アンドロイドは電気羊の夢を見るか』 フィリップ・K・ディック

3. 『夏への扉』 ロバート・A・ハインライン

4. 『紙の動物園』 ケン・リュウ

5. 『タイタンの妖女』 カート・ヴォネガット・ジュニア

 

1. 『百億の昼と千億の夜』 光瀬龍

 

 

著者の名前が格好いいですね。周平(3)に教えてもらいました。

 

「壮大さ」や「歴史上の人物」が好きな人には合うと思います。

 

幻の国アトランティスの崩壊や起こりつつある宇宙の荒廃は何者かによって引き起こされている。アトランティスに傾倒するプラトン、解脱を目指しながら荒廃を引き起こすものに興味がそそられるシッタータ、最後の審判の天啓を受けるナザレのイエス。

 

滅亡をキーワードにして干渉してくる絶対者へ辿り着こうとする話。

 

 

 

 

2. 『アンドロイドは電気羊の夢を見るか』 フィリップ・K・ディック

 

 

わけわかんない題名だから絶対変な日本語訳しただろと思っていたんですがめっちゃ直訳でした。

 

かなり王道なのでだれでもOKだと思います。とちゅうからおもしろくなります。

 

核戦争後ほとんどの人間が火星に移住する中、放射能まみれの地球にとどまる人々もいた。

火星での奴隷労働を逃れるべく地球に逃亡してきたアンドロイドとそれを殲滅しようとする賞金ハンターの話。

 

ディックの思う人間とアンドロイドの差異が無自覚に表出してくるシーンがたびたびあり、そこが1番面白かったです。

 

 

3. 『夏への扉』 ロバート・A・ハインライン

 

 

スッキリする話が読みたい人におすすめです。

 

「SF おすすめ」で調べるとこの作品を1番上にするサイトも多々ありました。

 

事業で成功、婚約も控えていたはずの発明家ダンは急転直下、仕事も婚約者も、はては自分の発明品まで奪われてしまいどん底へと転落する。そこで目に入ったのは冷凍睡眠保険だった。

 

先ほど紹介した光瀬龍が影響を受けたSF作品にこの本も挙げているように、非常に影響力を誇った作品なのでしょうが、なにぶん古くからあるほんゆえか驚くようなギミックはありません。しかし、奇を衒うことなく楽しく読めるという点は大きな長所だと思います。

 

 

4. 『紙の動物園』 ケン・リュウ

 

 

挙げた本の中で唯一の短編集です。

表題作「紙の動物園」は世界で初めてSF系の三つの賞で三冠を達成したそうです。

読んだ後に罪悪感が迸り、罪悪感が芽生えたことにさらに罪悪感を感じるという不思議な体験をしました。

 

「紙の動物園」と「結縄」は今まで読んだ中でもトップクラスに面白い短編で、紹介したいですが短編だと重要なところまでネタバレしてしまうのでやめておきます。

 

 

 

 

5. 『タイタンの妖女』 カート・ヴォネガット・ジュニア

 

 

「奇想天外」が読みたい人におすすめです。

お笑いコンビである爆笑問題は芸能事務所タイタンに所属しているのですが、この事務所名の由来は太田光が最も好きな本である『タイタンの妖女』であるそうです。

 

 

とある事故によって波動的な存在となったウインストン=ナイルズ=ラムファードは宇宙のさまざまな箇所に、そして過去にも未来にも同時に存在するようになった。父親の事業を継ぎ、世界一の大富豪となったマラカイ=コンスタントはラムファードにありえない運命を告げられる。

 

 

最初50ページが冗長すぎると思っていましたが、あとで一気に回収されました。いかにしてどう転んでもありえそうにない運命に引き寄せられていくのか。ここが非常に面白かったです。

 

 

 

それではもう遅いのでこのあたりで。

さようなら。

 

 

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