これが最後のブログになります。

 

 

 

 

 

3年半、多くの方々に選手生活を支えていただきました。

 

 

 

洲鎌監督、富永監督、藤本会長はじめ、常日頃から応援をくださり、試合にも足を運んでいただいた卒業生の先輩の皆さん

 

 

 

練習を共にし、選手としても人としてもまさに憧れだった1819シーズンまでの先輩の皆さん

 

 

 

部にたくさんのエネルギーをくれた後輩の皆さん

 

 

 

辞めていった人も含め、応援し続けてくれたマネージャーの皆さん

 

 

 

活動環境を提供していただいた大学・運動会関係者の皆さん

 

 

 

出場した数々の試合の運営に関わられた皆さん

 

 

 

ときに練習の見学や参加を受け入れて下さった他校の皆さん

 

 

 

日々の活動を支えてくれた家族の皆さん

 

 

 

 

 

本当にお世話になりました。

 

 

 

ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

長く苦しいラストシーズンだった。

 

 

 

本当にしんどかった。

 

 

 

 

 

————水泳は本業じゃない

 

 

 

特に速いわけでもなく、水泳で飯を食っていくわけでもない自分が、見返りのないものになぜこんなにも膨大なエネルギーを捧げているのかという疑問と常に隣り合わせながらも、

 

 

 

速くなりたい、強くなりたい、

 

 

 

訳の分からないモチベーションに突き動かされてきた。

 

 

 

 

 

全国公で戦いたい、対抗戦で決勝に立ちたい

 

 

 

1年の夏、東大水泳部の全盛期を築いてきた先輩方の活躍を目の前にして、メガホンを手に「わっしょい」と応援の声を張ることしかできなかった、非力で無力な自分の中に芽生えた、ささやかな夢だった。

 

 

 

現状とは程遠い目標だったが、不思議と本気にさせてくれた。

 

 

 

本当に馬鹿だったと思う。

 

 

 

 

 

でも、努力の仕方を間違えたかな。

 

 

 

水泳にのめりこむほど、練習を楽しめなくなった。

 

 

 

楽しくないというより、楽しむ余裕がなかった。

 

 

 

目標までにやるべきことが多すぎて、手一杯だった。

 

 

 

三度の飯も栄養補給としか見なくなっていた。

 

 

 

タンパク質の量にこだわり、好きでもないものを食べ続けた。

 

 

 

日常の些細な動作にも神経質になった。

 

 

 

立てば腹横筋の収縮、階段を上がればハムや臀部の稼働を自然と意識した。

 

 

 

つり革につかまれば背中の筋肉をずっといじっていた。

 

 

 

競泳が常に生活の中心にあった。

 

 

 

それも、もうすぐ終わり。

 

 

 

どこか解放された感じと、虚しい感じ。

 

 

 

結局、目標とするところまで速くなることはできなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

他のラストブログに見るように、過去の出来事を細かく振り返るようなことはしない。

 

 

 

僕のやってきたことの結果は、全てタイムに表れている通り。

 

 

 

補足することはありません。

 

 

 

ここでは最後に、老婆心ながら後輩のみんなに激励のメッセージを送りたい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「もっと速くなりたかったけど、人間的に成長できたので良かったです」

 

 

 

と言って最後ごまかす人もいる。

 

 

 

いやいや、冗談じゃない。

 

 

 

僕らは速くなるために集まったんです。

 

 

 

そこを忘れてほしくない。

 

 

 

 

 

現状、全国公も切れない奴らが水浴びして満足してるだけの集団になってしまった。

 

 

 

これは自分含め現幹部代の大きな責任。

 

 

 

速くなることを諦めた同期らは毎日楽しそうにしていたが、後輩達にはそうなってほしくない。

 

 

 

 

 

————何のために自分は泳ぐのか

 

 

 

いろいろあって試合の出場機会が少なかったから、忘れているかもしれない。

 

 

 

だからこの前、部内記録会を全力で企画させてもらった。

 

 

 

久々の試合、全国公で泳いだ人も、部内記録会で泳いだ人も、最後は思ったと思う。

 

 

 

「くうぅぅぅっ!もっと強くなりてぇぇぇ!」

 

 

 

そう思えた人、君たちはもう立派なアスリートです。

 

 

 

この感情を忘れないでほしい。

 

 

 

そしてもっともっとタイムに貪欲になってほしい。

 

 

 

朝起きて部活行くか散々迷った挙句、行ったら行ったでダラダラ周りとダベってテキトーなタイム出して帰るって、

 

 

 

貴重な学生生活の中で、本当に時間と労力がもったいない。

 

 

 

競泳は結果が全て。

 

 

 

そして君たちは競泳選手です。

 

 

 

やるからには結果を出すために練習し、それぞれの目標を叶えて下さい。

 

 

 

 

 

まだまだ世の中はコロナ禍にあって、この先も試合が無くなったり、二食での練習すらできなくなったりすることがあるかもしれない。

 

 

 

これまでもそんな困難に何度も直面してきたわけだけど、その度に僕はチャンスだと思った。

 

 

 

トレーニングのアプローチ、練習方法のアイデアを全面的に考え直すきっかけになったし、実際、部活再開後のレースでは着実にベストを出すことができた。

 

 

 

どんな状況でもやり方次第で全然変われるもんよ、ほんとに。

 

 

 

 

 

チーム全体でも変革が求められた。

 

 

 

みんなバラバラになって、個人種目競泳をチームで練習する意義が改めて問われたコロナ禍でもあった。

 

 

 

自分がどう競技と向き合おうが勝手という自己責任論が自然と同期の間で高まったが、寂しさを感じずにはいられなかった。

 

 

 

競技に対するスタンスはいろいろだけど、競り合ったり、知見出し合ったり、応援しあったり、ごく当たり前のようにできる仲間がいるって、本当に幸せなこと。

 

 

 

練習後も何人かで独自のトレーニングをしたり、動画を撮りあってディスカッションしたり、

 

 

 

一緒に練習しているからこそできる取り組みを活発に行っていた後輩たちがいた。

 

 

 

今の競泳陣ならではの良い雰囲気であるし、今後より強いチームへと進化する可能性をいつも感じさせられた。

 

 

 

来シーズン以降、競泳陣がどう成長していくかが本当に楽しみ。

 

 

 

過去の競泳陣のシステムにこだわる必要は全くない。

 

 

 

その時々の状況に応じて、何でも自由に変えていってもらえればと思う。

 

 

 

皆が自信を持って目標を口にし、そこに向かって一体となって練習に励み、誰もが自己実現を果たせるチームを作っていってほしい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コロナ禍で声を出しての応援を久しく聞いていないから、後輩の多くは知らないだろうけれど、

 

 

 

大好きだった応援コールを最後に。

 

 

 

 

 

「ソーレソレソレ、東大わっしょい」

 

 

 

 

 

ありがとうございました。

 

 

 

競泳陣4年

原 正宜

 

 

 

DEEP BLUE

+X

Art

Veni, navi, vici

 

 

 

 

 

p.s. 今週末の関カレでラストレースを迎えます。全国公標準までのあと0.01秒をかけて、精一杯泳ぎ切ります。

 

 

 さらにp.s.

100Ba, 200Baともにベスト、100Baでは全国公標準記録突破を果たしてラストレースを終えることができました。本当にありがとうございました!